札幌市教委が都市計画学校変更案　芸術の森小を追加　閉校する石山東小は廃止

（札幌市 2021-01-20付）

　札幌市教委は、札幌圏都市計画学校の変更にかかる都市計画変更案をまとめた。令和３年４月に開校する芸術の森小学校を都市計画学校に追加し、閉校する石山東小学校の都市計画学校を廃止とする方針を示した。変更案は市教委学校施設課で縦覧できるほか、市まちづくり政策局都市計画課のホームページで確認できる。

　都市計画学校は、学校規模の適正化に取り組んでいて、地域ごとに適正な学校規模を確保し、その区域において、新たな学校を都市に必要な施設として明確に示すために指定しているもの。

　札幌市教委は、児童生徒数の減少に伴う学校の小規模化に対応するため、平成１９年１２月に市立小中学校の学校規模の適正化に関する基本方針を策定。方針に基づき、学校の小規模化による教育面や学校運営面の課題を解消し、子どもたちにとってより良い教育環境を整えるため、学校統合等による学校規模適正化の取組を進めてきた。

小規模校検討地域を定めた市立小中学校の学校規模の適正化に関する地域選定プラン“第２次”によって対象地域に選定された南区石山・芸術の森地域では、平成２６年７月に保護者や地域の代表から構成される石山・芸術の森地域学校規模適正化検討委員会を設置。学校規模適正化の検討を進めてきた。

　検討の結果、令和２年度末に常盤小学校および石山東小を閉校するとともに、令和３年４月に両校を統合して芸術の森小を開校することが決定。これに伴い、これまで地域説明会や学校設置条例の改正を行ってきた。

　これを踏まえ、新たに開校する芸術の森小を都市計画学校に追加。閉校する石山東小の都市計画学校を廃止とする。

　なお、常盤小は都市計画学校に指定していない。

(札幌市 2021-01-20付)