留萌局 Uターン促進事業講演会 意義など学び意識高め 地元で働き生活することとは(道・道教委 2021-01-28付)
オンラインで管内の高校生280人が参加
【留萌発】留萌教育局は21日、オロロンリレーションプロジェクト管内高校Uターン促進事業講演会を開いた。留萌高校をメーン配信会場としてオンラインで管内の高校生約280人が参加。Uターンの意義に関する講話やパネルディスカッションを通して、将来、地元で働き、生活することについて考えを深めた。
講演会は、道教委が推進する政策プレゼンテーションの一環。留萌局が独自提案し、道教委幹部との意見交換を踏まえて採択されたもの。
高校生が大学などの上級学校で学ぶことの意義などを確認し、大学等を卒業後、地元に戻る選択肢があることを理解することがねらい。地元に戻って就職するために必要なことなどを考える活動を通して、主体性や課題発見力、発想力、考え抜く力などの育成を目指している。
留萌高をメーン配信会場に、パネルディスカッションに参加する遠別農業高校をサブ配信会場としてオンライン講演会を開催。管内6高校の生徒約280人が参加した。
札幌大谷大学の平岡祥孝教授が「地域人材として活躍するために」と題して講話。企業がテレワークの導入による社内外のコミュニケーションに関して不安をもっていることを説明。アンケート結果から社員同士や取引先とのメール、文章などの連絡の失敗が半分以上を占めたことを紹介し、文章力がますます重要となることを強調した。
また、日本経済団体連合会のアンケートから、学生に求める資質・能力や知識として主体性や実行力、課題解決能力、チームワークなどを提示。男女別の大学等進学率や大学進学者の北海道エリアへの就職率などを示した。
続いて、「進学後に地元に戻ってきた理由、やりがい、留萌で取り組みたいこと」をテーマにパネルディスカッション。留萌高や羽幌高校、遠別農業高出身で、大学などを卒業後に地元で就職した5人がパネラーとして参加した。
留萌市役所で働くパネラーは、現在の仕事のやりがいについて「子どもたちの夢を応援できる」「様々な職種の人と協働できる」などと話したほか、「大学で培った関係を築く力や行動力を生かし、いろいろな場に顔を出してつながりをつくりながら、地域のために汗を流したい」と話した。
留萌市立病院で働くパネラーは、進学後に地元に戻った理由として「慣れ親しんだ環境で仕事をしたかった」と伝えたほか、「地域で不足していること、求めていることを想像し、自分には何ができるかを考えて仕事や行動を決めていく」と話した。
このあと、質疑応答などを行った。
(道・道教委 2021-01-28付)
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