道研 クラウド活用授業モデル 2月2日 2校皮切り 小5社会で遠隔合同授業
(道・道教委 2021-01-27付)

 道立教育研究所は、クラウドサービスを活用した授業モデルの研究日程等を決定した。2月2日の深川市立納内小学校と留萌市立東光小学校を皮切りに、実践校9校が授業と協議を実施。各校をビデオ会議システムでつなぎ、学習用クラウドサービス「G Suite」を活用して、遠隔合同型の授業に取り組む。

 クラウドサービスを活用した授業モデルの研究開発事業は、道研が本年度から3ヵ年計画で進めているプロジェクト研究「未来の教育」の在り方に関する研究の一環。初年次の調査研究として事業に取り組む。

 クラウドを活用した授業モデルの研究開発等を通して、クラウドサービスの操作を含めた基本的な活用方法について理解を深めることが目的。

 実践校9校を3グループに分けて授業モデルの実践および研究協議を行う。

 各グループの学校をビデオ会議システムでつなぎ、学習用クラウドサービスG Suiteを活用して遠隔合同型の授業を展開する。

 授業モデルは、小学校第5学年社会科の単元「自然災害とともに生きる」の中で、自然災害と自然条件との関連や、自然災害への対策の役割について考えをまとめる。各校で児童が調べた地域の自然災害への対策など学習の成果を、質問形式の発表で共有。

 当初、道研所員が研究授業日の前日、各校を訪れ、ネットワークや端末、クラウドサービスの接続を支援する予定だったが、新型コロナウイルス感染症における集中対策期間が延長されたことから、期間中の訪問ができなくなった。

 そこで、道研はビデオ会議システムを利用して実践校にオンラインによる接続支援を実施することとした。 

 また、実践校以外でも遠隔合同型の授業を実施する際の参考となるよう、今回の接続支援の内容を動画資料として作成し、道研のホームページ上で公開する。

 研究授業・協議の日程と実践校はつぎのとおり。

▽2月2日=深川市納内小、留萌市東光小

▽2月19日=占冠村占冠中央小、共和町北辰小、苫小牧市ウトナイ小

▽2月25日=名寄市名寄南小、共和町西陵小、帯広市広野小、共和町東陽小

(道・道教委 2021-01-27付)

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