フロンティアリーダー養成アカデミー 地域資源や魅力探る 空知・日高管内の中高生(道・道教委 2021-01-29付)
道教委とネイパル砂川が主催
【岩見沢発】道教委とネイパル砂川は23日、ウェブ会議システムで空知・日高管内フロンティアリーダー養成アカデミーを開いた。空知教育局主管で、中高生33人が参加。講演やグループ演習・交流などを通して地域の魅力を探り再確認。地域を元気にするアイデアを考えた。
中学生および高校生を対象に、地域資源を活用した体験的な学習やSDGs(持続可能な開発目標)の推進につながる地域課題の解決に向けた実践的な学習機会を通じて、次世代の地域リーダーとしての資質向上を図るもの。昨年11月にネイパル砂川で開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点からオンライン形式に変更し、1月に開催した。
アカデミーには、空知管内の中学生12人、高校生8人、日高管内の中学生4人、高校生9人が参加。参加者は事前課題として、研修会のテーマ「地域を元気にするために自分たちができること」のもと、自身が住むまちについて調べ、学習シートにまとめた上で研修会に臨んだ。
はじめに、道教委の山口利之生涯学習課長があいさつ。「グループワークに、自ら進んで積極的に取り組むとともに、参加した多くの仲間とのふれ合いの輪を広げてほしい。次世代のリーダーとして高い志をもってほしい」と期待した。
続いて、生涯学習課社会教育係の一ノ関太郎主査が、事業実施の背景や趣旨について説明した。
演習に移り、空知教育局の尾形行亮社会教育指導班主査が活動内容を解説。地域への理解を深め、地域の青少年リーダーとして何ができるかを提案するものであることを伝えたほか、見本を示した。
生徒たちは4~5市町で構成するグループごとに討議。それぞれが住むまちの魅力をグループ内で確認した。
また、岩見沢シビックプライド探求部の平野義文主宰が「地域(まち)の魅力再発見」と題して基調講演。生徒たちは講師との対話を通して、まちづくりの活動について理解を深めた。
午後からは、あらためて自分たちが住むまちの地域資源や新たな魅力を探る演習を実施。また、まちを元気にするためのアイデアを書き出して形にした。
最後に、ネイパル砂川の石田貴宏社会教育主幹が総括。「ここで仲間と学んだことを心に刻み、学校では生徒会活動や部活動、地域ではまちづくりやボランティア活動などに生かしながら、地域の青少年リーダーとして活躍してほしい」と呼びかけた。
(道・道教委 2021-01-29付)
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