１ヵ月単位変形労働時間の対象　打ち合わせ業務追加へ　道教委　校外実習・学習で

（道・道教委 2021-01-29付）

　道教委は、令和３年度から１ヵ月単位の変形労働時間制の対象業務に「校外での実習や学習活動に関する打ち合わせ業務」を追加することを検討している。遠足、職場体験実習、宿泊研修などの打ち合わせ業務を想定。決定後、Ｑ＆Ａを作成して周知する。

　２６日に開かれた第３回学校における働き方改革促進会議で明らかにしたもの。

　１ヵ月単位の変形労働時間制は、「修学旅行の引率業務等に従事する道立学校職員の勤務時間の割振り等に関する要領」に基づき、４週間の範囲で対象業務に従事する職員の勤務時間を割り振りし、勤務時間を調整できる制度。

　週当たり平均３８時間４５分となるよう、弾力的な割り振りを行うことが可能となっている。

　対象業務は平成２４年度の修学旅行の引率業務から始まり徐々に増加。２年度の学校における働き方改革に関する取組状況調査や校長会からの要望を踏まえ、３年度は「校外での実習や学習活動に関する打ち合わせ業務」を追加することを検討。

　これによって対象業務は計１５業務となる。

　道教委は具体的な業務内容として、遠足、職場体験実習、宿泊研修、見学・体験学習に関する打ち合わせ業務を想定している。

　要領を改正後、事務執行に当たってのＱ＆Ａとともに通知を発出し、４月１日から施行する。

(道・道教委 2021-01-29付)