留萌小、東光小、徳山教諭に 留萌局 管内教育実践表彰(道・道教委 2021-02-02付)
留萌市立留萌小学校
【留萌発】留萌教育局は、令和2年度管内教育実践表彰の受賞者を決定した。優れた実践活動によって学校教育の向上に大きく貢献した留萌市立留萌小学校と留萌市立東光小学校、遠別農業高校の徳山武宏教諭の3者を選出。2月中旬以降にそれぞれの学校で表彰式を執り行う予定。
受賞者の功績概要はつぎのとおり。
▼留萌市立留萌小学校(前田雄校長、児童数294人)
目指す子ども像の具現化に向けて、全教職員が一つのチームとなって、包括的な学校改善を推進している。
特に、留萌小学校マニフェスト「CHALLENGE2020」を作成し、中学校区で設定した“15歳の姿”の実現に向け、全教職員で目指す数値目標を設定するなど、地域のモデルとなる学校づくりに向けた学校改善を推進し、管内教育の充実・発展に尽力している。
また、小学校高学年において外国語科の教科担任制を導入し、授業改善を進めるとともに、外国語科の専科教員が英語教育の充実に向けた資料を作成し、学級担任等の指導力向上を図るなど、管内の英語教育の充実・発展に貢献している。
▼留萌市立東光小学校(早坂康校長、児童数255人)
生涯を通じて安全な生活を送る基礎を培うことができる資質・能力の向上を目指し、安全教育を推進している。
特に、同校独自の危険段階別集団下校マニュアルに基づき、春季と冬季の実践的な集団下校訓練や交通安全街頭指導を実施するなど、組織的・計画的な取組に大きな成果を上げている。
また、子どもたちが主体的に参画した安全マップの見直しや、安全マップを活用した授業実践を行うとともに、警察署員が講師となった防犯教室を開催するなど、地域や関係機関と連携を図った取組を推進し、管内の安全教育の充実・発展に貢献している。
▼徳山武宏教諭(遠別農業高)
食品製造を専門とした農業科教諭として、同校の特色を生かした創意工夫ある教育活動を展開し、生徒の地域に対する理解を深める取組を推進するとともに、地域農業の担い手の育成や活性化に大きな成果を上げている。
特に、学校で飼育している羊の肉を活用した商品を開発し、ふるさと納税返礼品として提供するなど、農業教育の充実・発展に寄与するとともに、遠別農業高校農業教育推進連携協議会設立に尽力し、GAP認証後も、遠別町の特産品である水蛸の商品開発を成功させるなど、管内の農業の発展に貢献した。
また、ICT機器の活用や教科横断的な教育活動の実践を通して、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた学習内容・指導方法の改善を図るとともに、企業と連携したウェブ上の販売実習を推進するなどの先進的な取組が、高く評価されている。
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留萌市立東光小学校
遠別農業高校・徳山武宏教諭
(道・道教委 2021-02-02付)
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