道教委が市町村立小・中経営指導会議　校長の役割　明確化を　課題解決に向け波岸指導監

（道・道教委 2021-02-03付）

各教育局の義務教育指導監が出席した

　道教委は１月２８日、道庁別館で令和２年度市町村立小・中学校等学校経営指導連絡調整会議を開いた。各教育局の義務教育指導監が出席。３年度学校経営指導訪問の実施方法や留意点のほか、準則、指導助言の重点、観点などについて協議。波岸克泰教育指導監は「学校全体の課題解決のため、“校長はどのような役割を発揮するのか”をポイントとしたい」などと述べ、新年度に向けた考えを示した。

　道庁別館と各教育局をウェブ会議システムでつなぎ開催。波岸教育指導監進行のもと、学校経営指導訪問準則等について、現段階の骨子案や方向性などについて話し合った。

　準則について、３年度の実施内容や実施上の留意点等に関する変更点などを提案。校長の意識改革につなげ、管内の実情に応じた訪問とするための体制づくりを検討していると伝えた。

　学校経営指導訪問の重点については、学校が組織を挙げて取り組むべき課題として掲げることを説明した。

　学校経営指導訪問の観点については、「学校全体の課題解決のために、“校長はどのような役割を発揮するのか”をポイントとしたい」と強調。社会に開かれた教育課程の実現を目指すため、今後の社会の変化や地域の発展、働き方改革につながる日常業務の実施、感染症対策等の対応などを挙げて、指導助言していく案を示した。

　協議では、各教育局の義務教育指導監から「校長が果たすべき役割や、学校全体が取り組む課題が整理され、やるべきことが明確になった」「各学校の数値目標の意味を明確にして指導助言していく必要があるのでは」などの声が上がっていた。

(道・道教委 2021-02-03付)