札幌市教委　学習サポートシステム更新　小３理科　調べ学習提起

（札幌市 2021-02-01付）

　札幌市教委は１月２８日、さっぽろっ子学習サポートシステムを更新した。小学校対象のうち、３年生理科では、身近な物質を活用し、磁石に付くものを調べる課題を提示。中学生対象では、地震が発生した際の行動方法を考える課題を掲載した。

　さっぽろっ子学習サポートシステムは、新型コロナウイルス感染症の影響で登校できない児童生徒を支援するもの。毎週木曜日に学習課題を更新している。

　小学校対象の学習課題では、全学年の算数のほか、１・２年生の生活、３～６年生の理科、５・６年生の外国語を提示。

　うち、小学３年生の理科では、磁石に付くものと付かないものについて、取組シートやノートにまとめる課題を提示した。

　紙や１０円玉などについて、電気を通すかどうかを確認するなど、様々な方法を使って、磁石に付くものの性質を考える内容となっている。

　保護者のかかわり方のポイント例では、「はさみのどの部分に磁石が付いたのか」などとかかわり、物の名前ではなく、物質に目が向くような声かけを求めている。

中学校対象の学習課題では、全学年の数学、理科、保健体育、外国語を提示。

　うち、１年生の理科では、地震が発生したときの自分の行動について考えを深める課題とした。

　日本付近における地震による災害の種類や、それぞれの特徴や危険性などについて調べ、自分の言葉で表現する内容としている。

　また、自身が住む地域のハザードマップを調べ、地震が発生した際の自分の行動について、家庭内で話し合う場をつくることなども提示した。

(札幌市 2021-02-01付)