札幌市西岡南小が映像作品制作　映像作家招きダンス　おとどけアート事業

（札幌市 2021-02-10付）

ボサノバの楽曲に合わせてダンス

　札幌市立西岡南小学校（佐藤正行校長）は、おとどけアート事業の一環で映像作品づくりに取り組んでいる。５日には、映像作家の小林大賀さんが来校。児童たちは体育館のステージでブラジル音楽ボサノバの楽曲マシュ・ケ・ナダに合わせてダンスに挑戦。ダンスの様子などを収録した映像作品は３月ころ完成予定。校内で昼休みに放送するほか、保護者に対して動画共有サイトＹｏｕＴｕｂｅで配信する予定だ。

　実施する事業は、市の子どもの文化芸術体験事業の一環として、市内小学校を対象に年間３校で毎年開催しているもの。平成２０年度から開始し、令和元年度末時点で延べ３７校で実施している。

　ＡＩＳプランニングが事務局を務めるおとどけアート実行委員会が主催。

　アーティスト、芸術家が転校生として一定期間小学校を訪れ、余裕教室や空きスペースをアトリエとして創作活動を展開。様々な創作活動を通じて、児童、教職員、保護者、地域住民と交流を図っている。

　本年度の実施校は、西岡南小、新琴似北小学校、新川小学校の３校。

　なお、新川小は、新型コロナウイルス感染症の影響でアーティストの来校が困難となったため、事業の実施は来年度に繰り越しとなっている。

　西岡南小には、昨年１２月から映像作家の小林さんを派遣。児童たちは小林さんとともに、昼休みを使って映像作品に使う衣装や小道具などの創作活動に取り組んだ。

　派遣最終日となった５日には、体育館ステージで映像作品を収録。児童たちは、ボサノバの楽曲マシュ・ケ・ナダに合わせてダンスに挑戦した。

　今後、これまでの創作活動やダンスの様子を収録した映像作品を制作する。３月までに完成させ、校内で昼休みに放送するほか、保護者に対してＹｏｕＴｕｂｅを使って配信する予定だ。

　３年度の事業は、２年度に中止となった新川小を含め５校に拡大して実施する予定。実施校は、３月中に決定する見通し。

(札幌市 2021-02-10付)