校地周辺を丁寧に除雪　札幌市札苗北中生が奉仕活動

（札幌市 2021-02-12付）

野球部とサッカー部の４０人が参加

　札幌市立札苗北中学校（山田悟校長）は８日、校舎周辺で除雪ボランティア活動を行った。野球部とサッカー部の生徒合わせて約４０人が参加。市が貸し出している除雪用具を使って、校地周辺の横断歩道や消火栓周りを丁寧に除雪した。

　札幌市は、市民・学校企業等と行政との協働による除排雪を推進。地域で行う除雪ボランティア活動には、活動に使用する除雪用具を貸し出している。

　対象は、道路およびその周辺で地域住民のために行う除雪ボランティア活動。スコップやスノーダンプ、そりなどの除雪用具を無償で貸し出している。

　札幌市教委は、平成２５年度から市建設局雪対策室と連携して「雪かき汗かきチャレンジ」を実施。自宅周辺や高齢者の住宅、公共性の高い場所などを除雪する活動を通して、屋外で運動する機会が減少する冬季間に体を動かすことで、児童生徒が雪に親しむように促すとともに、公共のために役立つ活動に主体的に取り組むことへの意識づけを図ることをねらっている。

　令和元年度からは、事業の名称を「雪かきチョボラ・雪遊びチャレンジ」に変更。学年ごとに設けられたチャレンジ時間以上の雪かきを期間内に１０回以上行うことでゴール達成者として認定している。

　同校は８日、これら取組の一環で近隣地域の除雪ボランティア活動を実施。野球部とサッカー部の生徒合わせて約４０人が参加し、横断歩道や消火栓の周りを安全に配慮して丁寧に除雪した。

　指導した小紙雅之主幹教諭は「毎年本校では、雪に親しみ、体力を向上させながら地域に貢献することをねらいに除雪ボランティアを行っている。ことしは市から除雪用具を借りたことで一層充実した活動となった」と話していた。

(札幌市 2021-02-12付)