【解説】厳冬期の避難所環境検証 道
(解説 2021-02-19付)

 道は、厳冬期における避難所環境検証結果をまとめた。感染症対策を講じた避難所を学校に開設する際の避難者の対応や、体育館や教室の暖房・換気など、避難所環境の留意点を記載。災害に備え活用を呼びかけている。

 厳冬期の地震による大規模停電発生を想定し、1月30~31日に恵庭市立和光小学校で避難所を開設して検証した。日本赤十字道看護大学の根本昌宏教授が指導・監修した。

 検証時の外気温はマイナス10度。検証内容は①殺到する避難者の対応手順②体育館での暖房と換気③教室での暖房と換気④体育館宿泊時の低体温症防止―の4点。

 ①では、避難所開設から避難者の誘導や受付までの流れ、体育館の環境整備や非常電源確保の留意点などを確認・検証。迅速な避難所開設には住民、施設管理者、市町村の連携・協力が不可欠とし、感染防止のためのルールの周知や適切な声かけが重要としている。

 ②では、ポータブルストーブなどの仮設暖房による保温効果や二酸化炭素濃度の変化を検証。熱交換式ダクトヒーターによる効率的な暖房・換気が確認できた一方、騒音対策の検討が必要とした。

 ③では、教室を避難所とした場合における仮設暖房の保温効果や換気時間を検証。教室を1時間に1回、5分間、対角線上の窓や戸を空けることで換気できるが、著しい温度低下を伴うと報告した。ポータブルストーブだけでは室温の確保と換気の両立が困難であることから、電気毛布や使い捨てカイロなどの併用を挙げている。

 ④では、就寝資機材について、利用者へのアンケート調査を実施。結果をもとに、段ボールベッドと防災マットなど資機材の組み合わせによる検討が必要と指摘している。

(解説 2021-02-19付)

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