札幌市教委　学びのサポーター　３年度も１校７００時間　活用校　４月決定見込み

（札幌市 2021-03-09付）

　札幌市教委は学びのサポーター活用事業について、令和３年度も引き続き１校当たりの可能時間を７００時間程度とする予定だ。現在、活用希望校を募集中で、活用校は４月中に決定する見込み。なお、事業を活用して実施していた放課後学習サポート事業は２年度の限定事業とする。

　事業は市立小・中学校、高校、中等教育学校の通常学級に在籍し、特別な教育的支援を必要とする児童生徒に学校生活を送る上で必要な支援を充実させることが目的。

　平成２０年度から有償ボランティアである学びのサポーターが主に授業時間に学習支援や安全の確保を行っており、市立小・中学校で多く活用している。

　過去５年間の１校当たりの年間活用時間数は２８年度が５８０時間、２９年度が６４０時間、３０年度からは７００時間と段階的に活用可能時間を増やしてきた。

　２年度は、新型コロナウイルス感染症に伴う臨時休業が長期化したことによって、事業を活用した放課後等学習サポート事業を７月から開始。単年度の限定事業として、学習面での支援が必要な児童生徒一人ひとりにきめ細かな指導を図るため、各校で放課後等を活用した補習学習などの学習サポートを行ってきた。

　市教委は、現在、活用希望校を募集中。４月中にも活用校を決定する見通しだ。

(札幌市 2021-03-09付)