２３校で実施形態変更　札幌市立校給食　３年度から

（札幌市 2021-03-17付）

　札幌市教委は令和３年度、市立学校の学校給食における複数校給食にかかる実施形態を一部変更する。変更は学校改築、給食室増築、学校統合などに伴う変更のほか、給食室増築工事開始に伴う変更、供給校の調理食数平準化によるもの。２３校が実施形態変更となり、このうち、太平小学校など６校が給食室の老朽化に伴い、供給校・単独校から被供給校へ実施形態を変更する。

　札幌市の給食実施形態は、自校分のみ調理する単独調理校方式と、自校分と被供給校分を調理する供給校から調理施設をもたない被供給校へ給食を提供する複数校給食方式の２つ。

　３年度は、①学校改築、給食室増築、学校統合などに伴う変更②給食室増築工事開始に伴う変更③供給校の調理食数平準化のための変更―の３点を理由に、２３校で実施形態を変更する。

　うち、①では、新陽小学校が学校改築によって３年度から衛生管理面で優れているドライシステム給食室を備えるため、太平南小学校の供給校とする。これまで供給校だった太平小は給食室の老朽化が進んでいることから、百合が原小学校の被供給校とし、太平小の被供給校であった茨戸小学校を現在単独校である篠路小学校の被供給校とする。

　現在単独校の美香保中学校は給食室の老朽化が進んでいるため、３年度に学校改築が終了し、調理開始となる栄中学校の被供給校とする。

　同じく単独校の新琴似北中学校も、給食室の老朽化に伴い、栄中の供給校だった屯田中央中学校の被供給校とする。

　福住小学校は施設設備の老朽化が進行していることから、給食室の増築によってドライシステム給食室を備えるみどり小学校の被供給校とする。

　澄川西小学校は施設設備の老朽化が進んでいるため、澄川小学校の被供給校とするほか、澄川小の被供給校だった真駒内桜山小学校は常盤小学校と石山東小学校の統合によって３年度開校する芸術の森小学校の被供給校とする。

　なお、常盤小の供給校だった藻岩小学校は単独校とする。

　②では、屯田南小学校の給食室増築工事が３年度から始まるため、給食室が使用できなくなることから、新琴似南小学校の被供給校とする。

　③では、新発寒小学校の児童数の増加が今後も見込まれるため、供給校の調理食数の平準化を図るため、新発寒小の被供給校を現行の手稲中央小学校から新陵小学校に入れ替える。これに伴い、前田小学校の被供給校を手稲中央小とする。

(札幌市 2021-03-17付)