日本管楽合奏コンテストで道内初　最優秀･文科大臣賞受賞　屯田西小ブラスバンド

（札幌市 2021-03-19付）

　札幌市立屯田西小学校（影山晃校長）ブラスバンドが第２６回日本管楽合奏コンテスト小学校部門で最優秀グランプリ賞および文部科学大臣賞に輝いた。市は、道内初の栄冠として、１１日、同校で市長特別表彰を実施。川上佳津仁市民文化局長が、代表児童に表彰状を手渡し、秋元克広市長からのメッセージを伝えた。「将来、全国や世界の舞台で活躍する演奏家が誕生することを楽しみにしている」と期待の言葉を述べた。

　屯田西小ブラスバンドは平成１８年の創立以来、数多くの賞を受賞。本年度は、３～６年生の計２４人が在籍している。

　昨年１１月に行われた映像審査による第２６回日本管楽合奏コンテスト全国大会では、Ｍ・ジーンバークインの「ダブリンピクチャーズ」を披露。審査員から高い評価を受け、道内で初めて、最優秀グランプリおよび文部科学大臣賞に輝いた。

　１１日の表彰式では、部長で６年生の村田詩菜さんが川上局長から表彰状を受け取り、「コロナ禍の中、みんなで諦めずに練習し、素晴らしい経験ができた。今後もしっかり練習に励んでいく」と笑顔を見せた。

　続いて、川上局長が秋元市長のメッセージを代読。「これからも一生懸命に管楽器の練習を重ねていくことで、将来、全国、世界の舞台で活躍する演奏家が誕生することを市民の一人として楽しみにしている」と伝えた。

　式には、札幌市教委の檜田英樹教育次長と小田原史佳生涯学習部長も出席し、児童の様子を見守った。

　ブラスバンド創設にかかわり、異動後も顧問を務める新琴似西小学校の天日彰子教諭は「コロナの影響で目標がこのコンテストのみとなってしまった。しかし、児童が全力を注いだおかげで、受賞につながったのではないか」と話していた。

(札幌市 2021-03-19付)