札幌市等　３年度ジュニアアスリート　８種目で選手発掘・育成　新たに陸上、羽球、庭球

（札幌市 2021-03-19付）

　札幌市スポーツ協会と札幌市スポーツ局が昨夏から実施しているさっぽろジュニアアスリート発掘・育成事業について、令和３年度は夏季３種目を追加し、計８種目で事業を実施する予定だ。追加種目は陸上、バドミントン、テニスの３種目。専門コーチによる日常トレーニングや国内・海外への合宿遠征など、オリンピックでの活躍を見据えた将来のトップアスリートの育成を目指す。

　事業は、２０３０年冬季オリンピックの札幌開催を見据え、次世代のトップアスリート、オリンピック選手の輩出を目的に、昨年７月から実施しているもの。優れた素質を有する子どもたちを早期に見いだすことで、オリンピックでの活躍を見据えた将来のトップアスリート育成をねらう。

　各種目で専門コーチによる日常トレーニングや、国内・海外への合宿遠征などによって、ジュニア世代から競技力強化を目指す。また、体力測定などによって有望なジュニアを発掘し、育成事業に迎えることで競技力の底上げを図る。

　市が指定した競技種目において、クラブチームなどで活躍する子どもたちを選抜し育成。対象年齢は競技によって異なるが、２０３０年の冬季オリンピック参加条件を満たせるとして、概ね小学３年生から中学３年生くらいまでとしている。

　２年度は、スノーボード、スキージャンプ、カーリング、フリースタイル、ノルディックコンバインドの冬季５種目で実施。また、育成プログラムの監修としてリレハンメルオリンピック・ノルディック複合団体金メダリストの阿部雅司さんが協力し、各競技部門として連携して育成に当たった。

　３年度は、陸上、バドミントン、テニスの夏季３種目を追加し、合計８種目で事業を展開する予定だ。

(札幌市 2021-03-19付)