【解説】公立小・中女性管理職２５１人に

（解説 2021-03-25付）

　道教委は、令和３年度公立小・中学校における女性管理職の登用状況をまとめた。総数は前年度と比べ５人増の２５１人。女性比率は１０・３％とわずかに上昇し、管内別では石狩が１３・１％と最も高かった。女性の昇任・採用者数は校長が１人増の１８人、教頭が１０人減の１９人となっている。

　道教委が平成２８年３月に策定した特定事業主行動計画では、学校職員の女性管理職員の割合の目標を１５％に設定。

　女性教職員の活躍推進にかかるアンケート結果や女性活躍推進会議での意見などを踏まえ、来年度からスタートする次期計画を近く策定する予定となっており、令和７年度における目標などを再設定する。

　３年度の市町村立小・中学校の校長・副校長・教頭を合わせた総数は２４７０人。このうち、女性管理職は２５１人、女性比率は０・３ポイント増の１０・３％だった。

　管内別では石狩が１３・１％と最も高く、留萌が１３・０％、上川が１２・９％などと続いた。

　女性の昇任・採用者数は９人減の３７人。このうち、渡島が９人、胆振が７人、上川が６人など。

　女性校長の総数は５人増の１０６人で、女性比率は０・６ポイント増加し８・８％だった。

　管内別では留萌が１４・８％と最も高く、つぎに石狩が１３・３％、上川が１２・０％などと続いた。女性の校長採用者数は１人増の１８人となっている。

　女性副校長の総数は増減なしの１人。

　女性教頭の総数は増減なしの１４５人で、女性比率は０・１ポイント増の１１・８％だった。日高が２２・０％と最も高く、つぎにオホーツクが１５・２％、檜山と上川がいずれも１３・８％など。

　教頭の昇任数は１０人減の１９人だった。

(解説 2021-03-25付)