札幌市教委が社会教育委員会議　地域リーダー発掘を　報告書案に提言明記へ

（札幌市 2021-03-30付）

報告書の作成を目指し協議した

　札幌市教委は２５日、ＳＴＶ北２条ビルで第１０回社会教育委員会議を開いた。今期の協議テーマ「地域課題に対する社会教育の在り方について～災害の経験から考える」に基づく報告書案について最終協議。災害の経験からみえてきた現状と課題や課題解決に必要な視点と方向性を記載するほか、課題解決に必要な視点と方向性をもとに「地域リーダーを発掘・養成する」など、今後の具体的な取組に関する提言を明記することを申し合わせた。今後、５月上旬の報告書完成を目指し、内容を精査していく。

　今期の協議テーマは「地域課題に対する社会教育の在り方について～災害の経験から考える」。

　今期の社会教育委員会議は、平成３０年度に発生した北海道胆振東部地震において、札幌市内で観測史上初めて震度６弱を観測し、これを機に市民の間で防災に関する危機意識が醸成されたことを踏まえ、「防災を通じて目指すべき理想的な地域づくりは何か」について協議を開始した。

　第１０回会議では、協議テーマに基づく報告書案について最終協議。報告書には、災害の経験からみえてきた現状と課題や課題解決に必要な視点と方向性などを記載することとした。

　また、課題解決に必要な視点と方向性をもとに「地域リーダーを発掘・養成する」「ＩＣＴの活用を推進する」など、今後の具体的な取組について提言を盛り込む。

　今後、委員から寄せられた意見を精査し、５月上旬を目途に報告書を作成。５月の下旬ころに教育長に提出する予定だ。

(札幌市 2021-03-30付)