オホーツク管内教育実践表彰 一般表彰は10者に栄誉
(道・道教委 2021-03-31付)

 【網走発】オホーツク教育局は、令和2年度管内教育実践表彰の受賞者を決定した。一般表彰は、学校教育部門で網走市立網走小学校の新出哲也教諭など2校6個人、社会教育部門で雄武町子ども育成会など2団体が受賞。初任段階表彰は網走市立白鳥台小学校の大島拓見教諭など2個人、特別表彰は網走南ケ丘高校弓道部が栄誉に浴した。また、本年度から、教職経験年数10年未満の教職員を対象とした若手教職員表彰を新設。初の受賞者には網走市立網走小学校の吉崎紘一郎教諭など3個人が輝いた。受賞者の功績概要はつぎのとおり。=敬称略=

◆一般表彰

【学校教育部門】

▼新出哲也(網走市網走小教諭)

 網走地方教育研修センター主任研究員として、ミドルリーダー養成講座の講師となり、助言に努め、初任者段階教員研修2年次研修模範授業では授業者として活躍するなど、管内教員の授業力向上に尽力している。

▼川上かおり(網走市第一中教諭)

 管内国語教育研究連盟に所属し、国語科教師としての専門性を高め、事業の助言者・講座講師を通して自身の国語科教育への理念や教育技術を広めるなど、管内教育の充実・発展に寄与している。

▼高口正紀(北見市北中主幹教諭)

 道徳教育推進事業に携わり、自校の授業スタイル確立に貢献し、その実践を研修会や会議を通して広く発信するなど、管内教育の充実・発展に寄与している。

▼江﨑郁恵(紋別市渚滑中養護教諭)

 長年の経験を生かして、生徒の教育相談に積極的に取り組み、心のケアに努めている。また、生徒自身の興味・関心を喚起し、運動不足解消を図る取組を行うなど、管内教育の充実・発展に寄与している。

▼中山顕人(北見市高栄中教諭)

 外国語活動を進める小学校教諭に対し、授業づくりのサポートや示範授業を行い、また小・中・高校英語教育支援事業の推進校担当教諭として、近隣の小学校および高校と連携し、中心となって事業を進めるなど、管内教育の充実・発展に寄与している。

▼北見市立常呂中学校(山中高弘校長)

 文部科学省委託「がん教育総合支援事業」推進校として、がん教育の授業づくりや外部講師を招へいし、講演を行い生徒への啓発活動を行うなどがん教育を推進し、管内教育の充実・発展に寄与している。

▼北見市立上仁頃小学校(浜崎成巳校長)

 遠隔システムを使用し、近隣の小学校と協力して行った外国語科学習やコンピューターソフトを活用し、4年3月の閉校に向けて、学校を仮想空間に残すことを目的としたプログラミング学習を行うなど、管内教育の充実・発展に寄与している。

▼山﨑辰也(北見北斗高教諭)

 ミドルリーダー教員として、積極的に授業改善に取り組み、その知見を広く発信し、公益財団法人日本教育公務員弘済会「教育研究論文」特選を受賞するなど、管内教育の充実・発展に寄与している。

【社会教育部門】

▼雄武町子ども育成会

 地域に根ざした活動を50年以上継続するとともに、体験交流事業「めだか塾」や子どもの主張発表会など様々な活動を通して、地域指導者やジュニアリーダーの育成に貢献するなど、地域の教育力の向上に大きく寄与するとともに、地域社会の発展に貢献している。

▼紋別市読み聞かせサークルわくわく

 20年間にわたる活動の中で、子どもの読書活動の推進に貢献している経験を生かし、新型コロナウイルス感染症の影響によって、活動に制限がある状況下でも、感染症対策に留意しながら、意欲的に活動に取り組み、地域社会の発展に貢献している。

◆初任段階表彰

【学校教育部門】

▼大島拓見(網走市白鳥台小教諭)

 道徳教育の質的向上の取組を行い、自校の公開研究会では、全道の学校に向けて、各学年に応じた教科用図書を用いた異学年間の交流の仕方や学習リーダーを活用した指導過程等を提案し、発信するなど、管内教育の充実・発展に寄与している。

▼桂木美幸(網走市南小教諭)

 研修に積極的に参加し、自己研鑚に努め、その成果を生かして、管内研修会や研究大会などで授業者として活躍するなど、管内教育の充実・発展に寄与している。

◆若手教職員表彰

【学校教育部門】

▼吉崎紘一郎(網走市網走小教諭)

 ミドルリーダー教員として、若手教職員を育成するとともに、国語科教育において、継続的な実践研究に取り組み、その実践を発表するほか、教師力向上セミナーでは講師を務めるなど、管内教育の充実・発展に寄与している。

▼平間裕(佐呂間町佐呂間中教諭)

 管内教師力向上セミナーにおいて、授業づくりや学級経営、生徒指導等について講師を務め、参加者へのアドバイスを行うなど、管内教育の充実・発展に寄与している。

▼南貴博(紋別市渚滑小教諭)

 ミドルリーダー教員として、若手教職員を育成するとともに、自校の教務主任として、新学習指導要領のもと教育計画の立案、実践に大きく貢献するほか、管内道徳教育推進教師として研修を進めるなど、管内教育の充実・発展に寄与している。

◆特別表彰

▼網走南ケ丘高校弓道部

 部員一人ひとりが具体的な達成項目を設け、日々の練習に取り組み、その成果によって、第9回全国高校弓道選抜大会において、女子団体全国3位入賞を果たし、大会出場校(男女各52校)の中から、入場から退場までの一連の所作や射る動作、形などのまとまり、美しさなど総合的に審査し男女各1校に与えられる技能優秀校に賞されるなど、優秀な成績を残した。

(道・道教委 2021-03-31付)

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