オールオホーツクで学力向上を! 指標設定や端末活用など オホーツク局 HPに優れた行動計画(道・道教委 2021-04-27付)
【網走発】オホーツク教育局は、管内学力向上支援事業「オールオホーツクで学力向上を!」におけるロードマップの優れた取組例を同局ホームページに掲載している。具体的取組内容や目標指標の設定、1人1台端末の効果的な活用にかかわる取組など、10の事例を紹介。ロードマップの作成や改善を図る際の参考としての活用などを呼びかけている。
全国学力・学習状況調査結果が全国平均を下回る状況を受け、オホーツク教育局、管内教育委員会協議会教育長部会、管内校長会の3者は、管内すべての小・中・義務教育学校が主体的に授業改善を図ることを目的に平成28年度から事業を開始。重点化を図った組織的・計画的な授業改善、ほっかいどうチャレンジテストの効果的な活用の2点に取り組んでいる。
各学校は、「学習環境の充実」「授業改善に向けた取組」「家庭との連携」の3つの重点について、具体的取組内容や目標指標をロードマップに位置付け、それに基づいて授業改善を推進している。
教育局は、学校教育指導などで進ちょく状況や改善の方向性などを協議し、各学校でロードマップを活用した組織的な取組や検証改善サイクルの充実が図られるよう支援している。
3月の検証協議会で、各学校におけるロードマップの活用をより一層推進するため、効果的な活用事例を発信する重要性が示されたことから、各学校が作成したロードマップの中から優れた取組を取りまとめ、ホームページに掲載することとした。
①目指す子どもの姿②具体的取組内容③目標指標④1人1台端末の効果的な活用―の4項目で、計10事例を紹介している。
①では、「学習に前向きに取り組む生徒が10%増加している」など、目指す子どもの姿の具体を示し、学校評価等との関連を図りながら取組を推進している例を取り上げた。
②では、「基本的な話し方・聞き方を身に付けるため、教育活動全体を通じて発表の場を設定する」など、具体的取組内容が明確で、焦点化しながら取組を推進している例を挙げた。
③では、目標指標を具体的な数値で示し、学校評価等を用いて成果と課題を明らかにして次期の目標を設定している例を紹介。
④では、「GIGAスクール構想に対応できるICT環境を充実させるとともに、有効な活用場面を研修し、分かる授業づくりの推進」など、1人1台端末を効果的に活用した個別最適な学び、協働的な学びの実現を明記している例を示した。
(道・道教委 2021-04-27付)
その他の記事( 道・道教委)
石狩管内3年度教育推進の重点 情報教育充実など目標6点 堀本局長 道立学校長に要請
石狩教育局の堀本厚局長は、20日にオンライン開催した管内道立高校長・特別支援学校長会議で令和3年度管内教育推進の重点(道立学校版)を示した。「社会で活きる力の育成」など、目標は6点。1人1...(2021-04-28) 全て読む
特別支援ICT就労促進実践校 札幌視覚支援など5校に 道教委 7月から学習開始
道教委は、令和3年度の新規施策となる特別支援学校ICT就労促進事業の実践校を決定した。札幌視覚支援学校など5校で、7月からヤフー㈱との連携によるウェブマーケティングの授業実践やICTの基礎...(2021-04-28) 全て読む
道教委が小・中指導主事研究協議会 多様な学び 実現目指す 指導助言の方向性など協議
道教委は26日、令和3年度公立小・中学校各教科等担当指導主事研究協議会をオンラインで開催した。義務教育担当指導主事など約200人が参加。中央教育審議会答申を踏まえ、学習評価の改善やGIGA...(2021-04-28) 全て読む
十勝管内3年度教育推進の重点 一人ひとりの学び実現 村上局長 十勝担う人材育成
【帯広発】十勝教育局の村上由佳局長は4月中旬、幕別町内の十勝教育研修センターで開いた管内小・中学校校長会議で、令和3年度管内教育推進の重点を説明した。テーマ「十勝らしい一人一人の学びの実現...(2021-04-28) 全て読む
オホーツク管内3年度教育推進の重点 地域課題探究型の教育を 野上局長 高・特校長へ要請
【網走発】オホーツク教育局の野上義秀局長は20日、網走市内の北コミュニティセンターで開かれた管内高校・特別支援学校長会議で令和3年度管内教育推進の重点を説明した。「社会の変化に対応する教育...(2021-04-27) 全て読む
道教委 オリパラ教育推進事業 拠点校は留寿都小など 5月28日に地域セミナー
道教委は、オリンピック・パラリンピック教育推進事業の令和3年度推進校を決定した。すべて新規で、拠点校に留寿都村立留寿都小学校など8校、協力校に拠点校地域内の小・中学校13校の計21校を決定...(2021-04-27) 全て読む
道教委 地学協働活動推進事業 12校で探究型教育推進 高校・自治体・産業界つなぐ
道教委は、令和3年度新規事業「北海道CLASSプロジェクト(地学協働活動推進実証事業)」の研究指定校を決めた。道内4ブロックごとに推進校、連携校を各1校指定。加えて、前年度まで取り組んでき...(2021-04-27) 全て読む
道・道教委 4年度文教施策等要望 感染症対策など7重点 ICT支援員配置促進要請
道、道教委の令和4年度国の文教施策および予算に関する提案・要望が22日の教育委員会議で決定した。重点要望は7項目で、新型コロナウイルス感染症対策のための財政措置の継続、少人数学級拡大に伴う...(2021-04-26) 全て読む
留萌管内3年度教育推進の重点 学校・家庭・地域が協働 上田局長 学び止めない教育を
【留萌発】留萌教育局の上田哲史局長は14日、留萌合同庁舎で開いた管内市町村教育委員会教育長会議で令和3年度管内教育推進の重点について説明した。テーマ「学校・家庭・地域社会が協働を深め、ふる...(2021-04-26) 全て読む
道教委が高校進路指導対策会議 生徒に効果的な支援を コーディネーターの役割学ぶ
道教委は22日、令和3年度高校進路指導対策会議をオンライン開催した。公立高校や特別支援学校高等部の進路指導担当教員など約100人が参加。これからの進路指導の充実に向けて研鑚を積んだ。また、...(2021-04-26) 全て読む