札幌市教委　オリパラ教育推進事業　３年度は９２校　３５校増　６月上旬から取組開始へ

（札幌市 2021-05-13付）

　札幌市教委は、オリンピック・パラリンピック教育推進事業の令和３年度研究推進校を決定した。前年度より３５校増の９２校を指定。研究推進校は、６月上旬からオリンピアンを講師に迎えた学習などの取組を開始する。

　事業は市教委と市スポーツ局が連携し、平成２８年度から推進している。スポーツの意義や価値などにふれる機会の充実、“ふるさと札幌”を愛する心の育成、共生の思いをもちながら生涯にわたって運動を楽しむ態度の育成を目指している。

　研究課題は、①オリンピアン・パラリンピアンやその指導者を学校に招いて講演会を行う学習に関する研究②オリンピアン・パラリンピアンや、学識経験者等を講師に招いて行う体験的な学習に関する研究③札幌オリンピックミュージアムを活用した学習に関する研究―の３点。

　各課題の研究推進校は、①と②がそれぞれ１５校で、③が７０校の計１００校。校種別では小学校８４校、中学校７校、特別支援学校１校となっている。

　各校で新型コロナウイルス感染症対策を講じながら、教育活動を工夫して実施していることを踏まえ、前年度より推進校を増やした。

　なお、パラアスリートなどと代表児童生徒がパラスポーツを体験する「あすチャレ！スクール」については、②の研究推進校のうち５校で実施する。

　研究推進校は、６月上旬から来年２月中旬にかけて取り組み、年度末に研究成果を報告書にまとめ、市教委に提出することとなっている。

(札幌市 2021-05-13付)