ＳＧＳＣ　小学校スキー学習支援事業　２年度　４校で授業１９回　「苦手な児童に効果的」の声

（札幌市 2021-05-28付）

　さっぽろグローバルスポーツコミッション（＝ＳＧＳＣ、会長・秋元克広札幌市長）が令和２年度に実施した、小学校スキー学習支援事業の実績がまとまった。三角山小学校、山の手小学校、発寒西小学校、稲積小学校の４校をモデル校として、スマイル・サポーターズ（スポーツボランティア）延べ９３人を派遣。全１９回の授業が行われ、実施校からは「スキーが苦手な児童にとても効果的だった」などの声が寄せられている。

　ＳＧＳＣは、市民・団体の多様な交流を支えるとともに、スマイル・サポーターズを管理し、各種スポーツ大会へサポーターを派遣している。

　２年度から、スマイル・サポーターズの新たな取組として小学校スキー学習支援事業を実施。スキー学習を支援する保護者などの確保が困難な小学校にスマイル・サポーターズを派遣することで、市民ボランティアが子どもたちの学びを支え、ボランティアの活動の場を拡大することをねらった。

　モデル校の三角山小、山の手小、発寒西小、稲積小の計４校に延べ９３人のサポーターを派遣。全１９回授業が行われ、延べ２１７５人の児童がサポーターの支援のもと、安全にスキー学習を楽しんだ。

　ボランティアは、教員が指導する授業をサポート。用具の持ち運びや脱着の補助、スキーが苦手な子どもへの転倒時の補助など、教員の指示による補佐役を担った。

　事業実施校からは、「教員だけで全児童を細かく指導することが困難だったので、サポーターが付いてくれて大変助かった」「スキーが苦手な児童にとても効果的だった」などの声が上がった。

　なお、ＳＧＳＣは本年度も事業を実施する方向で検討。秋ころから事業実施校を募集する予定だ。

(札幌市 2021-05-28付)