全国学力調査　２年ぶり実施　道内小中１５３９校参加　札幌市内は小１９７・中９６校

（札幌市 2021-05-31付）

札幌市北陽中では１８９人が調査に臨んだ

　令和３年度全国学力・学習状況調査が２７日、道内の公立小・中学校で一斉に行われた。前年度は新型コロナウイルス感染症の影響によって中止したため、２年ぶりの調査となった。札幌市を含む道内小学校９７２校、中学校５６７校の計１５３９校の小学６年生および中学３年生が国語、算数・数学、質問紙調査に臨んだ。

　道教委の集計によると、３年度全国学力・学習状況調査の対象となる道内公立学校（義務教育学校前期・後期課程、特別支援小・中学部、中等教育学校前期課程を含む）は、札幌市を含めて小学校９８１校、中学校５７６校の計１５５７校。このうち、２７日に調査を実施した学校は１５３９校。内訳は、小学校が札幌市１９７校、その他市町村７７５校の計９７２校、中学校が札幌市９６校、その他市町村４７１校の計５６７校だった。

　一方で、２７日に調査を実施できなかった学校は、小学校、中学校共に９校。うち、新型コロナウイルス感染症等による学年または学校閉鎖で実施できなかったのは小学校、中学校共６校だった。

　札幌市立北陽中学校（小松田靖校長）では、３年生１８９人が調査に臨んだ。

　生徒たちは、教員の「はじめ」の号令とともに配布された調査紙を開き、一問一問じっくりと考えながら、回答用紙に記入していた。

　なお、この日、調査できなかった学校は、６月３０日までに行う予定。全体集計からは除外されるが、採点と結果は提供される。

(札幌市 2021-05-31付)