札幌市立高・特副校長・教頭会　学校改革の取組学ぶ　研究協議会　岩本氏講演

（札幌市 2021-06-01付）

　札幌市立高校・特別支援学校副校長・教頭会（西川浩司会長）は５月２６日、オンラインで令和３年度第２回研究協議会を開いた。猫の手さっぽろの岩本隆理事長が講演。自身の教職員時代を振り返りながら学校改革について解説したほか、市立高校コンシェルジュや、さっぽろ学びなおしネットワークによる学習支援（まなぷらっと）などの取組を紹介した。

　第２回研究協議会は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点からオンラインで開催。会員１７人が参加した。

　協議に先立ち、岩本理事長が講演。市立札幌開成高校の教務主任から校長までの教職員時代を振り返り、自身が携わった開成コズモサイエンス科設立をはじめとした学校改革について説明した。

　また、外部との連絡調整や広報・啓発などへの支援を行うことで市立高校教育の一層の充実を図るとともに、教員の業務負担の軽減を図る市立高校コンシェルジュの活用について紹介。新型コロナウイルス感染症を踏まえ、当面行う支援として①市立高校の教育活動等の広報支援②市立高校の教育改革方針に基づく活動で生じる教員の負担軽減のための支援③ＩＣＴ機器利活用に関する相談対応、助言・指導、啓発活動等―の３点について取り組むことを伝えた。

　このほか、高校卒業程度認定試験の合格や高校入学を目標に学習をサポートする文部科学省委託事業「さっぽろ学びなおしネットワークによる学習支援（まなぷらっと）」を紹介した。

　講演後には、各連絡協議会、推進委員会が今後の取組・会議計画などについて報告した。

　次回の会議は、９月１４日にオンラインで開催する予定。

(札幌市 2021-06-01付)