仮称・定山渓地区義務教育学校　５年度着工を目指す　札幌市が設計受託者公募

（札幌市 2021-06-01付）

　札幌市は５月３１日付で、仮称・定山渓地区義務教育学校新築工事の建築設計、設備設計を公募型プロポーザルで公告した。本年度から基本設計、来年度から実施設計を進め、令和５年度の工事着手を目指す。

　定山渓地区では、明治３８年に定山渓小学校（当時の定山渓簡易教育所）、昭和２２年に定山渓中学校（当時の石山中学校定山渓分校）を開校。定山渓小は昭和３７年、定山渓中は昭和５６年に現在の校舎等を建設。築４０年以上経過しており、施設の老朽化が進んでいる。

　定山渓小は敷地が狭小であることから、当該小学校を定山渓中の敷地に移転。札幌市の小中一貫した教育のさらなる推進のため、義務教育学校として小・中学校を一体的に整備し、本年度基本設計を行う。また、当該施設は児童会館を併設する。

　校舎棟の構造は木造とし、木の土台の上に柱と梁を組み合わせてつくる在来軸組工法を基本とする。延べ床面積７００平方㍍程度の増築スペースを確保。昭和５９年建設の屋内運動場棟は、既存の施設を改修利用する。

　なお、仮設校舎は使用しないこととしている。

(札幌市 2021-06-01付)