札幌市小・中約５０校の特別支援学級で　フットサル出前授業　１０月以降　プロ選手が指導

（札幌市 2021-07-08付）

　札幌市内の小学校、中学校の特別支援学級５０校程度を対象にフットサルの出前授業を行う「ちゃれんじ・ふっと・ぼーる」が本年度から初めて実施される。主催は、小野寺パラスポーツ振興会（小野寺眞悟理事長）。札幌市特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会（＝札特協）が後援する。１０月から来年２月末の期間に、エスポラーダ北海道の選手が各学校を訪問。フットサルを通して、子どもたちの心身の健やかな育成、スポーツの振興・普及を図る。

　小野寺パラスポーツ振興会は、特別支援学校の児童生徒におけるスポーツの振興を目指して教育活動を展開している。

　エスポラーダ北海道はこれまで道教委、札幌市教委と協力協定を締結し、監督、コーチ、選手を道内の小学校に派遣し、体育出前授業を実施。特別支援学級を対象に行うのは今回が初めて。

　ちゃれんじ・ふっと・ぼーるは、市内の特別支援学級を対象にボールを使った遊びやゲームを取り入れ、多くの子どもたちに笑顔でフットサルを楽しむ機会をつくり、子どもたちの心身の健やかな育成に寄与することをねらっている。

　本年度の実施期間は、ことし１０月から来年２月末ごろまでとした。

　授業では、エスポラーダ北海道に所属する選手が各学校を訪れ、①準備運動②動きづくりの運動③ボールを使った遊び④フットサルゲーム―などを行う。

　各学校は授業後に、活動記録をエスポラーダ北海道に送付。活動記録は、小野寺パラスポーツ振興会のホームページに掲載し、成果普及に活用する。

　なお来年度は、実施校を拡大して行う予定だ。

(札幌市 2021-07-08付)