初見の工事現場に驚き　岩見沢農高農業土木工学科１年　建設企業の見学会

（学校 2021-07-13付）

重機の画面を見学する様子

　【岩見沢発】岩見沢農業高校（鎌田一宏校長）農業土木工学科１年生３１人は２日、岩見沢市内の建設企業・こぶし建設㈱（永田隆一社長）による現場見学会に参加した。４年にわたる大規模工事の現場などを見学。生徒たちにとって初の現場見学会で、「規模の大きさに驚いた」「実際に重機にふれることができ貴重な体験となった」などの感想が寄せられた。

　見学会は、授業では体験することができない現場の雰囲気にふれることで、建設業への理解と関心を深める目的。平成２６年からこぶし建設が毎年継続して行っている。

　新型コロナウイルス感染症対策として、生徒同士の間隔を保つためバス２台を手配。乗車時の検温・手指消毒とマスク着用など、対策を徹底して実施した。

　当日は、農業土木工学科１年生３１人が参加。こぶし建設が施工する美唄市、雨竜町、岩見沢市の３現場を見学した。

　雨竜町の現場では、担当者が４年にわたって工事を行うことや、工事の規模、川を埋め立てるなど作業の流れを説明した。

　その上で生徒は、土を埋め戻し、ＧＰＳを搭載した重機で同じ場所を８回踏み固める作業を見学。担当者から「重機の画面は１度踏み固めるたびにその場所の色が変わるようになっていて、効率よく作業ができ、高さも自動調整できる」と説明を受けた上で、実際に重機の画面を生徒１人ひとりが見て確かめた。

　生徒へのアンケートでは、約９割が「大変良かった」「ためになった、勉強になった」「いい体験になった」と回答。また、「現場の雰囲気が分かった」「規模の大きさに驚いた」「実際に重機にふれることができ貴重な体験となった」などの感想が寄せられた。

(学校 2021-07-13付)