泊小　除草作業見学会に参加　道路維持の役割理解　草刈車試乗体験など

（学校 2021-07-13付）

道路脇の草を刈る様子を見学した

　【小樽発】泊村立泊小学校（山本康博校長）の児童は７日、泊村旧ゲートボール場駐車場付近で村内の建設企業・茅沼建設工業㈱（草薙博昭社長）と小樽開発建設部岩内道路事務所が開いた除草作業見学会に参加した。草刈車によるデモンストレーションや試乗体験などを行い、子どもたちは道路維持管理の役割などについて理解を深めていた。

　岩内道路事務所管内の国道維持除雪工事を請け負う茅沼建設工業は、道路維持管理の役割を児童に知ってもらおうと平成２４年から除草作業見学会を開いている。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止したが、今回は感染予防対策を講じた上で泊小３・４年生１３人が参加した。

　草薙社長は「草刈車を見て道路について学び、草刈りがなぜ必要か考えてほしい」と呼びかけ、車や歩行者の通行の支障になる草刈りの必要性、道路維持管理の大切さを説明した。

　最初に草刈車によるデモンストレーションを披露。国道２２９号の歩道脇に繁茂した草を刈り取る様子に児童はメモを取りながら熱心に見入り、「車がとても長く、草を刈るときの音が大きい」「運転席のほかに草を刈る操縦席がある」などと話していた。

　このあと、草刈車を駐車場に停め、試乗体験。児童は操縦席に座って記念撮影したほか、草を刈る刃は何枚付いているのかなどと質問していた。

　工藤淳一教頭は「働く重機にふれることができる貴重な機会。多くの人が自分たちのために協力していることを感じるとともに、地域愛を育んでほしい」と話していた。

(学校 2021-07-13付)