みんムー制作　札幌南高ダンス部　エネルギッシュな演出を　作曲担当者と遠隔で打合せ

（学校 2021-07-13付）

アイデアやイメージを提案した

　リズム運動の動画教材「みんなでムーブ」（みんムー）制作に取り組む札幌南高校（廣田定憲校長）ダンス部は８日、作曲を手がけた札幌市出身のシンガーソングライターのＲｉｈｗａさんとオンラインで打ち合わせを行った。Ｒｉｈｗａさんの動画出演部分について、ダンス部員が「風船をバックに撮影する」「エネルギッシュな感じを出すためキタキツネの耳をつけてみては」などと提案。今後、関係者との日程調整などを図りながら撮影に移り、完成を目指す。

　道教委は、楽しみながら継続的に運動習慣等の確立を図るため、みんムーの制作を決定。札幌南高ダンス部が振り付け等を考案するなど、動画教材の制作に取り組んでいる。動画制作に当たり、道教委は北海道日本ハムファイターズ、北海道コンサドーレ札幌、レバンガ北海道、エスポラーダ北海道に企画への協力を求めたところ、４団体から承諾を得た。

　曲は、Ｒｉｈｗａさんが作曲。ダンス部員たちとアイデアを出し合い、「キタキツネ」という曲を完成させた。

　今回は、Ｒｉｈｗａさんの出演部分について打ち合わせを兼ねた交流会。ダンス部員たちは、ターゲットが小学生であることから、「風船をバックにして撮影すると楽しい感じが出るかもしれない」「Ｒｉｈｗａさんの明るくてエネルギッシュな感じを出すために、キタキツネの耳をつけて親しみやすくするのもいい」などとアイデアやイメージを提案した。

　また、東京にいるＲｉｈｗａさんのことを思い、新型コロナウイルス感染症の影響などを考慮し、合成などで編集することも可能と説明した。

　それを受け、Ｒｉｈｗａさんからは、「背景に文字を入れる場合、白壁がよいか」「空抜けで撮るのもよい」などと話し、複数パターンの映像を送ることが可能と伝えた。

　Ｒｉｈｗａさんとの交流を終えたあと、道教委健康・体育課の高野智史係長とダンス部員が打ち合わせ。動画上、４団体がミラーボールを投げたり蹴ったりするシーンをつなぎ合わせて一体感を出させる演出や、マスコットキャラクターとチアのダンスを盛り込むなど、撮影パートや撮影方法について確認した。

　今後、新型コロナウイルス感染症の状況を考慮しながら、各団体などとの日程調整しつつ動画撮影に取り組み、完成を目指す。

(学校 2021-07-13付)