道教委 サポートチームが指導助言 学習進度に応じ教材を 第1回 英語授業参観し協議も
(道・道教委 2021-07-15付)

遠隔授業配信センターサポートチーム
効果的なTTの在り方も指導した

 道教委は、道高校遠隔授業配信センター(T―base)の遠隔授業を支援するため、7月からサポートチームによる指導助言を実施している。1日の第1回派遣では高校教育課の田原勇人主査が英語の遠隔授業を参観。生徒の学習進度に応じた教材を実現するため、生徒用ワークシートの改善、効果的なチーム・ティーチングの在り方について助言した。

 サポートチームは、T―baseにおける質の高い遠隔授業の維持・向上を支援することを目的に設置。国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語の各教科について、高校教育課の担当者が専門的な見地から指導助言する。T―baseの希望に応じて派遣し、各教科の派遣回数は年2回程度。

 1日の第1回派遣では、田原主査が英語の遠隔授業を参観。

 うち、寿都高校の生徒を指導した丸山啓教諭は、教員の問いに対して生徒が答えを考え、話し合い、共有するThink―pair―shareの手法を取り入れ、主体的・対話的な学びの場面を設定する授業を展開した。考えに至った理由を尋ねるなど思考させる場面を多く設けることで、生徒の資質・能力の育成に努めた。

 田原主査は、生徒一人ひとりの学習進度に応じた教材を実現するため、生徒用ワークシートの改善の必要性を指摘した。

 研究協議では、配信・受信側の双方に英語教員がいる場合の効果的なチーム・ティーチングの在り方について意見を交換。田原主査は、生徒の発言を把握しやすい受信校教員との役割分担や、双方の教員が2つのグループを同時に指導する場面設定について助言した。

 このほか、英語教育推進リーダーによる動画や画像、音声などを授業に取り入れた学校の実践事例を紹介。受信校の生徒の実態を把握するとともに、他教科の教員との交流を通して個別最適な学びや教科等横断的な学びの実現に取り組むよう期待した。

(道・道教委 2021-07-15付)

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