道教委　授業改善チーム全道研修会　市内全校訪問し支援　旭川の端末活用チームが報告

（道・道教委 2021-07-15付）

講演や実践発表などを行った

　道教委は１３日、令和３年度学力向上推進事業授業改善推進チーム全道研修会（７月遠隔）をオンラインで開催した。４つの推進チームが実践発表。本年度に発足した旭川市端末活用チーム（小学校）は、市内すべての学校を訪問し授業支援に取り組んでいることを報告した。

　研修会は、授業改善推進教員としての専門性や資質・能力の向上を図るもの。

　本年度の授業改善推進教員配置校は８２校で、３２の推進チームを編成して取り組んでいる。うち、本年度から旭川市立朝日小学校・神楽岡小学校、緑が丘中学校・春光台中学校が端末活用チームとして活動している。

　この日、授業改善推進教員など約２３０人が参加した。

　開会式のあと、道教育大学釧路校の早勢裕明教授が「今、求められる授業改善～算数・数学の日常の授業に焦点をあてて」と題して講演。指導と評価の一体化による授業改善や、１人１台端末を活用した授業改善に関する考え方について解説した。

　続いて、根室市チーム、苫小牧市・白老町チーム、旭川市端末活用チーム（小学校）、旭川市端末活用チーム（中学校）の４チームが実践発表した。

　うち、旭川市端末活用チーム（小学校）は、市内すべての小学校４７校を訪問し、授業改善を支援していると報告。これまでの訪問から、校内で活用の度合いに差が生じ、特に、低学年において活用の仕方に悩んでいる学校が見受けられたことなどを紹介した。

　今後、実践事例を増やし、より情報提供の内容を充実させることや、ＩＣＴ研修の充実、ＩＣＴ担当者が校内での情報交流を加速化させるような提案をしていくことを伝えた。

　このあと、参加者は、講演や実践発表について振り返るとともに、今後の取組について協議した。

(道・道教委 2021-07-15付)