ユニセフ・キャラバン・キャンペーン 子の権利守る支援を 倉本教育長らとメッセージ交換
(道・道教委 2021-07-16付)

ユニセフ協会副知事・教育長メッセージ交換
右から倉本教育長、小玉副知事、遠藤事務局長(画面)、長瀬会長

 日本ユニセフ協会(赤松良子会長)は15日、本年度北海道ユニセフ・キャラバン・キャンペーンの一環として、道の小玉俊宏副知事、道教委の倉本博史教育長とメッセージを交換した。協会の遠藤剛事務局長が赤松会長のメッセージを代読し、すべての子どもたちの権利が守られ、生まれもった能力を伸ばして成長できることが持続可能な世界を目指していくことを主張。倉本教育長は「新型コロナウイルスへの対応など、世界共通課題解決に向けた国際的連帯と協調の重要性に気付く大変意義あるもの」と理解を示した。

 キャンペーンは、ユニセフの活動に関する知識・認識の普及啓発を目的に、1979年の国際児童年から開始された取組。日本ユニセフ協会の職員がユニセフ・キャラバンを編成し、各都道府県を訪問する。約4年で全国一巡するもので、本道への訪問は10回目となった。

 この日、協会の遠藤事務局長と道庁別館の小玉副知事、倉本教育長がオンラインでメッセージを交換。道ユニセフ協会の長瀬清会長が同席した。

 遠藤事務局長が赤松会長のメッセージを代読し、小玉副知事と倉本教育長に伝えた。

 赤松会長は、世界では栄養不良、病気などのために年間約520万人の命が失われているなど、子どもたちの生まれ育った環境格差のほか、新型コロナウイルス感染症の影響によって、あらためて浮き彫りとなった現状などを紹介。「すべての子どもたちの権利が守られ、生まれもった能力を伸ばして成長できることが持続可能な世界への礎となる」などと述べ、ユニセフ事業に対して一層の理解を求めた。

 小玉副知事が、鈴木直道知事のメッセージを代読。「すべての子どもたちが夢や希望を抱き、健やかに成長できる社会の実現を目指すユニセフの役割はこれまで以上に重要」と強調し、国や地域を超えた温かい支え合いの輪が一層広まることを期待した。

 倉本教育長は「世界の子どもたちの現場やユニセフの活動等について最新の知識を身に付け、課題と向き合うことは、変異株の脅威が続く新型コロナウイルスへの対応など、世界共通課題解決に向けた国際的連帯と協調の重要性に気付く大変意義あるもの」と、ユニセフ協会の活動趣旨について理解を示した。

(道・道教委 2021-07-16付)

その他の記事( 道・道教委)

道 ヤングケアラー実態調査案 生徒・学校 ・SSW対象 オンラインで8月下旬以降

 道は、札幌市を除く道内におけるヤングケアラー実態調査案をまとめた。オンラインによる悉皆調査で、生徒(中学2年生・高校2年生)、学校(道内全公立中・高)、スクール・ソーシャルワーカー(SSW...

(2021-07-19)  全て読む

道教委 ICT活用支援の対象拡大 遠隔学習準備など対応 小・中等から直接相談も可

 道教委は、ICT活用サポートデスクにおける業務対象を拡大した。ICTを活用した授業改善の実施方法や、臨時休業に備えたオンライン学習の準備などの相談に対応。市町村教委、小・中学校からの直接の...

(2021-07-19)  全て読む

中高生向けセミナー初開催へ 医療現場の実態説明 道教委 初回は30日

 道教委は、中高生のためのキャリア・デザイン・セミナー「医療現場ってどんな仕事NaーNo?」(全5回)を初開催する。講師の医療従事者らが、中高生に現場の実態や仕事のやりがいなどを講話する。第...

(2021-07-19)  全て読む

鵡川高 CLASSプロジェクト連携校 歴史等学び学校魅力化 12月提言に向け地域課題探究

鵡川高・CLASSプロジェクト  【室蘭発】鵡川高校(三村素道校長)は、令和3年度から道CLASSプロジェクト事業の連携校として、地学協働活動を継続・発展させ高校の魅力化に向けた取組を進めている。博物館や行政機関などとオン...

(2021-07-19)  全て読む

道教委 英語教育映像資料第2弾 字幕有無等3形式用意 内容書き込み用シートも

 道教委は、英語教育に活用できる映像資料「北海道のトップアスリートと学ぶ~English Catch Program Vol Ⅱ」を義務教育課ホームページに公開している。選手たちのインタビュ...

(2021-07-16)  全て読む

道教委 経験浅い教員の専門性向上 「平等と公平」考える 小清水中・山下教諭が授業

道教委管内リーダー教員授業公開  【網走発】道教委の特別支援教育総合推進事業「経験の浅い教員の専門性向上にかかる支援体制等構築研究事業」のリーダー教員による授業公開が6日、小清水町立小清水中学校(大崎禎浩校長)で開かれた。...

(2021-07-15)  全て読む

夏季休業に向け安全確保等を通知 道教委

 道教委は、通知「夏季休業に向けての児童生徒の指導等について」を各教育局長、道立学校長、札幌市を除く市町村教委教育長に発出した。  新型コロナウイルス感染症対策による生活環境の変化で、子ど...

(2021-07-15)  全て読む

道教委 サポートチームが指導助言 学習進度に応じ教材を 第1回 英語授業参観し協議も

遠隔授業配信センターサポートチーム  道教委は、道高校遠隔授業配信センター(T―base)の遠隔授業を支援するため、7月からサポートチームによる指導助言を実施している。1日の第1回派遣では高校教育課の田原勇人主査が英語の遠隔授...

(2021-07-15)  全て読む

道教委 教育資源検索サイト作成 歴史・文化 自ら調査 自由研究などに活用を

 道教委は、児童生徒がふるさと北海道の歴史や文化などについて、自分で調べることができる北海道の教育資源検索サイト「もっと知りたい!“ほっかいどう”」を作成した。サイトは義務教育課ホームページ...

(2021-07-15)  全て読む

道教委 授業改善チーム全道研修会 市内全校訪問し支援 旭川の端末活用チームが報告

授業改善推進チーム全道研修会  道教委は13日、令和3年度学力向上推進事業授業改善推進チーム全道研修会(7月遠隔)をオンラインで開催した。4つの推進チームが実践発表。本年度に発足した旭川市端末活用チーム(小学校)は、市内...

(2021-07-15)  全て読む