道　子どもの未来づくり審議会　中高生が施策提言へ　２８日から部会審議開始

（道・道教委 2021-07-27付）

　道子どもの未来づくり審議会子ども部会の令和３年度運営方針が決定した。審議テーマは「新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中にあっても、未来に希望をもって生活するために必要なこと」。あす２８日にオンライン開催する第１回部会で中高生１７人が参加して審議を開始し、道が講じるべき施策を年度内に知事に提言する。

　道子どもの未来づくり審議会に設置する子ども部会は、道内の中高生が委員となって本道の目指す姿を審議し、知事に施策を提言するもの。子ども自らの意見を表明する機会を確保するとともに、子どもの意見を適切に社会へと反映できる環境づくりを進めることが目的。

　２年度は新型コロナウイルス感染症の影響で部会を中止し、感染症の影響に関するアンケート調査を実施。昨年２月に公表した調査結果では、臨時休業期間中に生活リズムを維持できなかった中学生、高校生の割合はいずれも４割以上となり、「学校再開後、学校生活になじめなくなったり不安を感じた」「将来のことを心配するようになった」と答えた生徒が多いことが分かった。

　これを踏まえ、１５日に道庁本庁舎で開かれた第１回道子どもの未来づくり審議会において、子ども部会の本年度審議テーマを「新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中にあっても、私たちが未来に希望をもって生活するために必要なこと」に決定。日々の学校・家庭や友人関係などの日常生活、今後の進学・就職など未来に感じている不安や影響を話し合い、子どもたちが希望をもって将来を歩むための手だてを協議する。

　子ども部会は、あす２８日から２日間オンラインで開催。道内の公立・市立中学生と高校生、特別支援学校の生徒計１７人が参加する予定。

(道・道教委 2021-07-27付)