石狩局　第１回いしかり局ちゃんねる　教育活動の変化解説　保護者世代へ　１人１台端末など

（道・道教委 2021-07-26付）

　石狩教育局は１５日、局独自の遠隔講習「いしかり局ちゃんねる」の第１回目を実施した。義務教育指導班の関口祐太郎主任指導主事が講師を務め、各教科や１人１台端末の活用など、児童生徒の保護者の時代と現在の教育活動における変化を解説。活用した資料や動画の掲載元を随時チャットで共有するなど、オンラインならではの即時性をもった講習会となった。

　取組は児童生徒の保護者の悩みや不安の解決に向けた一助とするもの。多くの家庭に情報を届けるため、集合型研修会に参加しにくい家庭への新たなアプローチを目指している。皮切りとなったこの日、保護者ら約３０人が参加した。

　「学校教育の最新の話題～英語指導、１人１台タブレット端末、子どもの一日など」と題して、関口主任指導主事が講義。教育活動に関して、参加者の時代と現在との変化を伝えた。

　学習指導要領改訂の変遷から、社会背景の変化を解説。道徳や英語の授業内容、地域との連携などを写真や事例を示しながら説明した。

　１人１台端末やプログラミング教育に関しては、文部科学省が作成したプロモーション動画などを映し、端末を活用した授業の様子を分かりやすく示した。

　また、それぞれの話題で活用した資料や動画の掲載元を随時チャットで共有し、参加者がより詳しい内容を知るための手立てを提供していた。

　関口主任指導主事は「今回の講習が、子どもとの話題の一つとなれば」と伝えた。

　講義後、参加者は「勉強になった」「参加してよかった」と、チャットで感謝を書き込んでいた。

　今回の講義資料は、石狩局ホームページに掲載している。講義の様子は後日、動画サイトに公開する予定。

　次回は２９日午後７時から、道医療大学の冨家直明教授による「子どものＳＯＳを見逃さない！～子どもの命のＳＯＳに気付き、悩みに向き合う方法」を配信する。

　申込締切は５日前。問い合わせは、石狩教育局社会教育指導班・電話０１１（２０４）５８７９。

(道・道教委 2021-07-26付)