博物館収蔵庫紹介など　カルチャーナイト２０２１　札幌市内６０施設等参加

（道・道教委 2021-07-27付）

博物館ではサッポロカイギュウが施設の裏側を紹介

　札幌市内６０の施設・団体が歴史・芸術・文化・産業など多分野のプログラムを展開する「カルチャーナイト２０２１」が、オンラインで開催された。１６日から２０日にかけて各施設等が動画を配信。普段は見ることのできない施設の裏側や芸術作品の体験機会を提供した。

　カルチャーナイトは、市内の公立施設や文化施設、民間施設などを夜間に開放し、専門分野や特色を生かした文化プログラムを市民が楽しむ行事。市民と企業、官庁が協働してつくる地域文化活動として、毎年開催している。

　本年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各企業・団体が取組を収録した動画を配信。１６日午後５時から一斉に動画共有サイトＹｏｕＴｕｂｅで公開した。

　このうち、札幌市博物館活動センターでは、約８２０万年前に当時の札幌に生息していたサッポロカイギュウをモチーフにしたキャラクター「サッポロカイギュウちゃん」が、センターで保管・研究している化石や標本などを紹介。サッポロカイギュウの実物標本や原寸大の復元標本、ヒグマやエゾシカの骨の標本などが展示されている収蔵庫を巡りながら、博物館の楽しさを伝えた。

　このほか、生涯学習センターちえりあでは、職員による改築中の施設紹介や、ちえりあをテーマにした「ちえりあなぞかけ」の動画を公開した。

　一部動画は、現在も視聴できる。

(道・道教委 2021-07-27付)