道教委　学園ネット情報共有会　義務教育学校間で連携　今後は役職別アンケート実施

（道・道教委 2021-07-29付）

オンラインで意見交換

　道教委は２７日、学園ネットコミュニティ（がくえんネット）研究実践事業の第１回情報共有会を開催した。全道の義務教育学校や義務教育学校の設置を予定している小・中学校、市町村教委などから計５３人が参加。Ｇｏｏｇｌｅ　Ｍｅｅｔで情報掲示板や知恵ぶくろを活用した。各学校との交流を通して、課題や成果等について意見を交わした。

　事業は、昨年１１月に開始したもので、義務教育学校間で円滑な課題解決や教育の質の向上を図ることを目的に、Ｇｏｏｇｌｅ社のサービスを活用した学園ネットワークコミュニティ。

　情報共有会は、各グループを義務教育学校と義務教育学校の設置を予定してる小・中学校を合わせた構成としてＡ～Ｆに振り分けて実施。

　情報掲示版のデータを活用し、各学校が提出したグランドデザインや年間指導計画の取組、現在、課題として挙がっているものなどを紹介。今後の計画づくり等につなげられるよう情報共有した。

　続いて、知恵ぶくろを活用して、ビデオでつながりつつ、話し合いの内容をスライド入力できる操作を取り入れて実施。各グループに振り分けられたテーマをもとに、話し合いを進めた。

　あるグループは、「極小規模であるため、小回りが利く反面、児童生徒の学年同士での話し合い活動が不十分な気がする。どのような対応をしているか」の問いについて協議。

　それに対し、ある学校からは言語活動系統表を作成して、「聞く」「話す」の目指す姿を設定していることを説明。学年を４・３・２で設定した話し合いの場をつくっていることしなどを紹介していた。

　また、「前期課程で教科担任制を実施する際の工夫や配慮を教えてほしい」との問いについて考えたグループもあった。

　その問いに対し、５・６年生の定期テストを導入し、スムーズな移行を図っていることなどを紹介した。

　今後、役職別アンケートを行うほか、第２回の情報共有会を１２月に開催する予定。

(道・道教委 2021-07-29付)