札幌南高ダンス部　動画みんムー　８月の完成目指す　Ｒｉｈｗａさん招き撮影

（道・道教委 2021-07-30付）

Ｒｉｈｗａさんは生歌も披露した

　札幌南高校（廣田定憲校長）ダンス部は２７日、リズム運動の動画教材「みんなでムーブ」（みんムー）の撮影に取り組んだ。楽曲「キタキツネ」を提供した札幌出身のシンガーソングライターのＲｉｈｗａさんが来校。Ｒｉｈｗａさんの出演シーンを撮影したほか、部員がダンスを披露するなど交流を楽しんだ。今後、道教委担当者が動画を編集し、８月中の完成を目指す。

　取組は、昨年１１月に新型コロナウイルス感染症対策にかかる学校の臨時休業等で児童生徒の運動機会が減少し、体力・運動能力の低下が懸念されていた現状を踏まえ、継続的に運動習慣等の確立を図るための動画教材を作成するもの。

　ダンス部は、これまで振り付けの考案や楽曲制作などに取り組んできた。ことし７月上旬に行ったＲｉｈｗａさんとオンラインによる打ち合わせをした際、ダンス部員からの提案でＲｉｈｗａさんに出演を依頼。Ｒｉｈｗａさんが快く引き受け、急きょ、来校して撮影することとなった。

　当日、Ｒｉｈｗａさんは同校体育館で自身の出演シーンの撮影に挑戦。「Ｌｅｔ’ｓ　Ｄａｎｃｅ！」の掛け声とともに、こぶしを高く上げるなど３つのパターンを撮影した。

　その後、部員がダンスを披露。頭の上でピースサインを逆さまにし、耳の形を表現して楽曲タイトルの“キタキツネ”のポーズをアピールした。

　Ｒｉｈｗａさんはサプライズで歌を披露。体育館いっぱいに広がるギターの音色と生歌に部員たちは魅了されていた。

　最後に、振り付けを担当した相方彩音さん（２年）がＲｉｈｗａさんに花束を手渡し、「道民の皆さんに元気を届けていけるよう、最後まで頑張る」と約束した。

　企画のリーダーで副部長の三浦敬太さん（３年）は「夢のようなひとときだった。“やっとここまで来たか”という達成感も湧いてきた」と振り返った。

　部長の小寺陸斗さん（３年）は「急なお願いだったのにもかかわらず、撮影に駆け付けてくれてうれしかった。完成動画が楽しみ」などと、話していた。

　Ｒｉｈｗａさんは「ダンス部にとって、最高の思い出となってくれたら」と話し、動画の完成に期待を寄せた。

　現在、企画に協力している北海道日本ハムファイターズ、コンサドーレ札幌、レバンガ北海道、エスポラーダ北海道の撮影も実施している。

　今後、道教委の健康・体育課の高野智史係長を中心に動画の編集を進め、８月中の完成を目指す。動画は道教委のＹｏｕＴｕｂｅチャンネルで配信する予定。

(道・道教委 2021-07-30付)