公立高校配置計画検討協　胆振２学区　西は３～４学級調整　７～１０年度　東は１～２学級

（道・道教委 2021-07-28付）

各市・町の進学状況などについても情報共有

　【室蘭発】道教委は１４日、第２回公立高校配置計画地域別検討協議会（胆振西学区・胆振東学区）を開いた。令和７～１０年度までの見通しとして、公私比率勘案後、西学区は３～４学級、東学区では１～２学級相当の調整が必要となることを示した。

　両学区とも、むろらん広域センタービルを主会場にオンラインで開催。行政・学校・ＰＴＡ・経済団体関係者など西学区では約４０人、東学区では約３０人が出席した。

　開催に当たり、胆振教育局の山上和弘局長があいさつ。「活力ある教育活動の展開のため、幅広い視点からきたんのない意見をいただければ」と求めた。

　続いて、道教委高校教育課の担当者が４～６年度の配置計画案や学区内における生徒の進路動向などについて説明した。

　入学者減によって実質１学級減となった伊達開来高校については、進路動向調査などを行い、配置計画決定時に公表することとした。

　７～１０年度までの見通しでは、西学区では３～４学級に相当する中卒者の減が見込まれるとした。最大学級を設置する室蘭市を中心に、周辺市を含め、再編整備を含めた定員調整などの検討が必要とした。

　東学区では１～２学級に相当する中卒者の減が見込まれ、苫小牧市および周辺町において再編整備を含めた定員調整などを検討していくこととした。

　協議では、各市町の進学状況などについて現状や課題を情報共有した。

(道・道教委 2021-07-28付)