フロンティアリーダー養成アカデミー　ネイパル森・厚岸で　防災や地域づくりテーマに

（道・道教委 2021-07-27付）

　道教委は、令和３年度のフロンティアリーダー養成アカデミーの実施内容をまとめた。ネイパル森とネイパル厚岸で実施。ネイパル森では２８日から８月１日までの期間、奥尻島で奥尻津波館視察や講話などを通して、災害対策を含んだ人とのつながりやコミュニティの構築について提案する。ネイパル厚岸では８月２日から６日までの期間、地域おこし協力隊による講演や演習を行い、福井県鯖江市で地域の活動に参加する高校生の活動を通して自分たちのまちにできるアクション・プランを発表する。

　２年度から３ヵ年計画で実施している道青少年フロンティアリーダー養成事業の一環。ネイパルを活用した宿泊研修や、道の総合政策部の事業と連携した取組を展開する。

　将来の地域リーダーとなる中学生および高校生等を対象に、地域資源を活用した体験的な学習やＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）の推進につながる地域課題の解決に向けた実践的な学習の機会を提供し、地域リーダーを育成するための指導者養成やスキルアップのための研修会を行う。

　２年度は、ネイパル砂川、ネイパル足寄で実施。３年度は、ネイパル森、ネイパル厚岸で行う。

　ネイパル森は２８日から８月１日の４泊５日で実施。テーマ「地域のつながりを構築するために自分たちができること」のもと、防災を切り口に、人のつながりやコミュニティの重要性に気付き、青少年リーダーとして具体的にできることを考え、提案する。奥尻島にかかわる事前研修のほか、奥尻津波館視察、島内視察、避難所体験などを予定。参加対象は、渡島、檜山、後志、胆振管内の中学生と高校生。

　ネイパル厚岸は８月２～６日の４泊５日。テーマ「私たちの“好き”から始まる地域への活動」のもと、地域に対する理解を深め、地域の青少年リーダーとして自分たちに何ができるかを提案する。地域おこし協力隊による講演と演習、福井県鯖江市で地域の活動に参加する高校生の様子などを学ぶ。参加対象は、釧路管内の中学生および根室管内の中学生と高校生。

　これらの研修やグループワークなどを通して、アクション・プランを作成し、発表する。

(道・道教委 2021-07-27付)