食に関する指導等学ぶ　札幌市教委　新採用栄養士研修

（札幌市 2021-08-05付）

　札幌市教委は２日から３日間、市内のＳＴＶ北２条ビルで令和３年度第５回新採用栄養士研修を開いた。本年度新採用栄養士２人が参加。講義や演習、実践交流などを通して、栄養士としての基礎の習得に努めた。

　研修は、新たに採用された栄養士が、現職研修の一環として、栄養士としての専門的な事項に関する基礎的、実践的な内容について学ぶもの。今日的な課題に対応できる能力を養うとともに幅広い知見を修得させることをねらった。

　初日は、教育法規・公務員の倫理や、食品衛生関係法規・食中毒予防に関する講義を行ったほか、実践例をもとに食に関する指導の進め方について研修。また、各校の課題等について研究討議を行った。

　２日目は、共同購入物資や各種調査の方法や「子どもの栄養と学校給食」の視点から食に関する指導の進め方について再度研修したほか、ほ場を見学した。

　最終日は、初日の研究討議で出された課題をもとに各校での実践の進め方について実践交流。学校給食における事故防止と指導についての講義や「栄養管理の実際」をテーマにした研究協議、「児童生徒の心理と接し方」と題した演習を行った。

　なお、新採用栄養士研修は、年間７回を計画。第６回は９月ごろに開催する予定。

(札幌市 2021-08-05付)