子の命の大切さを見つめ直す月間　１８日から９月１７日まで　札幌市教委　研修会は動画で

（札幌市 2021-08-06付）

　札幌市教委は、本年度の「子どもの命の大切さを見つめ直す月間」を今月１８から９月１７日までの１ヵ月間に設定した。取組の一環で毎年開催している子ども理解にかかわる研修会は、前年度に引き続き、動画視聴形式で実施。各園・学校は「一人ひとりの子どもをきめ細かに見守る教育相談体制の構築」を重点に各種取組を展開する。

　市教委は毎年、８月下旬からの１ヵ月間を子どもの命の大切さを見つめ直す月間に設定。園・学校が子どもに対して命を大切にする指導や教育相談体制の充実を図るほか、家庭や地域と連携して子どもに命の大切さを伝えたり、子どもを見守る意識の向上を図ったりしている。

　本年度は、小学校の２学期始業式が行われる１８日から９月１７日までの１ヵ月間とし、命を大切にする指導の充実に努める。

　期間中、市教委は子ども理解にかかわる研修会を開催。前年度に引き続き、動画視聴形式で行う。市立園・学校の教育相談・生徒指導等にかかわる教職員を対象としている。

　ゲートキーパーとしての基礎的な素養を身に付け、児童生徒指導上の諸問題に対して、保護者や地域、関係機関と連携しながら迅速かつ適切に対応することができるよう、校内体制の充実につなげる。

　このほか、各園・学校では、一人ひとりの子どもをきめ細かに見守る教育相談体制の構築を重点に各種取組を展開。スクールカウンセラーと連携した人間関係や、ストレスマネジメント等の学習、自己肯定感を高める指導、子どもがいつでも気軽に相談できる教育相談などを展開する。

　また、生命の尊さや思いやり等の内容を扱った道徳科・道徳教育を行うほか、ＳＯＳの出し方に関する教育など、今後直面する可能性のある様々な困難・ストレスへの対処方法を身に付けるための教育を推進する。

(札幌市 2021-08-06付)