札幌市教委　３年度再任用教職員　新たに１８０人　計６８３人　フルタイム　前年度比８０人増

（札幌市 2021-08-06付）

再任用教職員フルタイム・短時間任用状況（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は、本年度再任用した教職員の任用状況をまとめた。新たに１８０人が再任用となり、合計人数は６８３人。フルタイムは前年度比８０人増の３６５人、短時間勤務は５０人減の３１８人となった。

　再任用教職員は、勤続年数２５年以上で、退職から６５歳までの最大５年間任用される。小・中学校・高校・特別支援学校の退職後に学校に勤務。フルタイム勤務の場合は、通常学級での指導のほか、初任者教員を指導するなど、長年の勤務で得た知識や指導技術を各校で生かしている。

　短時間勤務の場合は、主にチーム・ティーチング指導や少人数指導、教科指導などに当たっている。

　本年度再任用教職員は管理職３６人、教諭６２０人、養護教諭２０人、栄養教諭７人の計６８３人で前年度より３０人増加。勤務形態の内訳は、フルタイムが前年度比８０人増の３６５人、短時間勤務は５０人減の３１８人となった。

　また、管理職と教諭、養護教諭、栄養教を合わせた退職者数は、平成２９年度末３４９人、３０年度末３５５人、元年度末３４４人、２年度末が３５３人となっている。

　なお、市教委は４年度の新規再任用者から勤務形態をフルタイム勤務を拡大することを検討。５年度から実施される定年の引き上げを円滑に進める観点から、４年度から前倒しでフルタイム再任用の拡大を進める考えだ。

(札幌市 2021-08-06付)