石狩局　校内研担当者対象に初の研修　研究目的は子の成長　教職員の主体的参加目指す

（道・道教委 2021-08-17付）

　石狩教育局は７月下旬から、局独自で初の取組となる管内校内研究担当者研修会を市町村ごとにオンライン開催している。参加者は校内研究の機能などを確認したあと、校種別に自校の取組や課題を交流。石狩局は教職員が主体的に参加できるような研究を目指している。

　学校間で校内研究に関する交流機会が少ない管内小・中学校および義務教育学校における校内研究担当者をより細かく支援するための企画。各種調査等の適切な分析に基づく校内研究の推進について、理解を深めることを目的としている。

　各市町村で日程を分け、ウェブ会議システムを活用。札幌市を除く管内７市町村のうち、石狩市を除いてすでに終了している。石狩市では、２６日と３０日に行う。

　研修会では、教育支援課の担当者が、校内研究（研修）の機能や、課題と改善の視点について説明。

　基本的な目的や理念を解説し、「校内研究の出発点は子どもの実態にあり、目的は子どもの成長であることをあらためて確認してほしい」と伝えている。また、具体的な取組を説明する中で、教育局が実施している事後フォローアップなどでみられる事例も紹介している。

　さらに、学校経営の方針やグランドデザインから研究主題や内容のつながりに不明確な点がある場合、年度途中でも軌道修正を図ることが重要と呼びかけている。

　研修では参加者が、自校の取組の改善策などを挙げ、指導主事を交えて校種別に協議。教職員が主体的に参加できる研究テーマの決定や協議の方法、研究成果を見越し必要となる評価方法などについて意見を交わしている。

(道・道教委 2021-08-17付)