幼児期から読書習慣定着へ　動画で保護者向け情報　道教委　絵本大好きプロジェクト

（道・道教委 2021-08-18付）

　道教委は本年度、幼児期からの読書習慣の定着に向け、幼児の「絵本大好き」プロジェクトに取り組んでいる。読み聞かせのポイントやおすすめの絵本など、保護者に向けた動画を近日中にホームページやSNSで発信。司書・幼児教育の専門家のもと保育者向け研修の充実を図るほか、希望する幼児教育施設に対して道立図書館の図書を貸し出す仕組みを検討する。

　幼児の「絵本大好き」プロジェクトは、乳幼児期における読み聞かせが学ぶ力の基礎を育てる重要な活動であることから、道内の幼児教育施設や保護者の読み聞かせなどの取組を支援・促進し、絵本が好きな子どもを増やすことを目的とする。道幼児教育推進センター、社会教育課、道立図書館が連携し、幼児教育と社会教育が一体となった取組を推進する。

　具体的な取組内容は①保護者への情報発信②保育者向け研修の質の向上③幼児教育施設への図書の貸し出し―の３点。

　①では、絵本の読み聞かせのポイントや、幼児に読んでほしいおすすめの絵本に関する動画をホームページやTwitterで保護者に発信する。動画の時間は２分程度を予定しており、手軽に視聴できる内容を目指している。

　②では、司書・幼児教育の専門家の協力のもと、初任保育者研修、図書館職員研修などを行うことを検討。

　③では、希望する幼児教育施設に対し、道立図書館から絵本や育児本を貸し出す仕組みの構築を目指す。道立図書館の直接貸し出し以外に、市町村立図書館を通じた貸し出しも検討する。

(道・道教委 2021-08-18付)