札幌市おとどけアート　芸術家訪問　きょう北都小に派遣　発寒東小、新川小１１月以降に

（札幌市 2021-08-27付）

　芸術家が“転校生”として一定期間小学校を訪れ、児童と様々な創作活動に取り組む札幌市の「おとどけアート事業」が本年度もスタートした。手稲西小学校には２６日に美術作家の千葉麻十佳さんを派遣。北都小学校には、きょう２７日からメディアアートユニット「フジ森」が訪問し活動を開始する。さらに発寒東小学校には、１１月から１２月の期間に画家の久野志乃さんが、新川小学校には、来年１月から２月にかけて造園家の小助川裕康さんが訪問する予定。

　事業は、札幌市の子どもの文化芸術体験事業の一環として、市内の小学校を対象に毎年実施しているもの。平成２０年度から開始し、令和元年度末時点で延べ３７校で実施している。主催はＡＩＳプランニングが事務局を務めるおとどけアート実行委員会。

　アーティスト、美術作家や造園家などの芸術家が“転校生”として一定期間小学校を訪れ、学校の余裕教室や空きスペースをアトリエとして創作活動を展開。様々な活動を通じて、児童・教職員・保護者・地域住民と交流を図る。

　本年度は、手稲西小、北都小、発寒東小、新川小、の計４校で実施する。

　手稲西小には、２６日から１２月の期間に美術作家の千葉さんが訪問。北都小には、２７日から１０月の期間に藤木淳さん・寛子さんの夫妻によるメディアアートユニット「フジ森」が訪れる。

　また、発寒東小には、１１月から１２月の期間に画家の久野さん、新川小には、来年１月から２月にかけて造園家の小助川さんを派遣する予定。

　なお、事業の実施期間、実施方法などについては、今後の新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえて検討していく。

(札幌市 2021-08-27付)