道教委　３年度道立学校間連携　４組８校で教員派遣　新規は浜頓別高と枝幸高

（道・道教委 2021-09-24付）

　道教委は、道立学校間連携の令和３年度実施状況をまとめた。新規となる浜頓別高校と枝幸高校を含め４組８校で、必要とする教科の教員を相互に派遣。教育活動の一層の推進を図っている。

　道立学校間連携は平成２４年度から開始。必要とする教員を相互に派遣して教育課程の維持・充実を図り、教育活動の一層の推進につなげている。

　連携する学校では、①連携学校の教員が相互に連携する学校に出向いて行う授業（派遣授業）②その他必要に応じ連携する学校の教育活動への相互協力―を展開している。

　本年度の実施校は、富川高校と平取高校、興部高校と雄武高校、上川高校と旭川東高校、浜頓別高と枝幸高の４組８校。

　このうち、新規となる浜頓別高と枝幸高では、浜頓別高から枝幸高に保健体育科教員を、枝幸高から浜頓別高に音楽科教員を派遣する。

　富川高と平取高の連携では、平取高から富川高に家庭科教員を、富川高から平取高に音楽科教員を派遣。授業以外では、声楽やピアノのレッスン、保育への関心・態度を養う「赤ちゃんふれあい講座」を実施している。

　興部高と雄武高では、雄武高から興部高に家庭科、保健体育科の教員をそれぞれ派遣。興部高から雄武高には、外国語科と保健体育科の教員を派遣する。このほか、英語検定の指導充実を年間３回実施する予定。

　上川高と旭川東高では、上川高から旭川東高に外国語科教員を、旭川東高から上川高に音楽科の教員を派遣している。

　道立学校間連携は年間のみならず短期間の連携も可能で、年度途中でも随時申請を受け付けている。

(道・道教委 2021-09-24付)