道教委 日本語指導支援へ機材貸付 55言語を自動翻訳 借受者負担は送料のみ(道・道教委 2021-09-24付)
道教委は、日本語指導が必要な児童生徒等が在籍する市町村立学校、道立学校を支援するため、携帯型通訳デバイスの貸付を開始した。ボタンを押して話すことで、55言語の自動翻訳が可能。貸付料は無料で、送料のみ借受者が負担する。義務教育課ホームページで申請様式やリーフレットをダウンロードできる。
道教委の帰国・外国人児童生徒等教育の推進支援事業の一環として新たに開始するもの。日本語指導が必要な児童生徒とその保護者に効果的な教育・支援を行うとともに、学校におけるICTを効果的に活用した先進事例を把握することが目的。
貸し付ける携帯型通訳デバイスは、ボタンを押して話しかけることで音声・テキストで双方向の通訳が可能。カメラ撮影による文書翻訳も可能となっている。名刺サイズで対応言語は55言語。なお、クラウドで通信するため、借受者においてWi―Fiの用意が必要となる。
貸付対象は、日本語指導が必要な児童生徒などが在籍する道内の札幌市を除く市町村立学校(幼稚園、小・中学校、義務教育学校、高校、中等教育学校、特別支援学校)、道立学校。
貸付の期間は開始日の1ヵ月以内だが、やむを得ない事情があると道教委教育長が認める場合、延長が可能となる。貸付料は無料だが、物品の往復の運送費などは借受者または市町村教委が負担する。
(道・道教委 2021-09-24付)
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