札幌市議会決算特別委員会（令和３年１０月１４日）　札幌市教委　研修など在り方検討　校内連携の手引作成　学びのサポーター周知へ

（札幌市 2021-10-19付）

　札幌市教委の相沢克明学校教育部長は、１４日の３定市議会第一部決算特別委員会で、学びのサポーター活用事業の周知を図るため、校内における効果的な連携に関する手引きを作成する考えを示した。また、学びのサポーターにふさわしい研修や活動謝金などの在り方について検討し、事業の一層の充実に努めていく意向を示した。

　相沢学校教育部長は、学びのサポーター活用事業について「一校当たりの活動時間を段階的に増やすとともに、修学旅行などの学校行事においても活用できるようにするなど事業の充実に努めてきた」と報告し、学校において重要な役割を果たしているとの認識を示した。

　また、「本年度から大学生も学びのサポーターに加え、事業がインクルーシブ社会の形成に向けて広く市民に対し障がいのある子どもの理解・啓発を図っている側面もある」とした一方で、「学校における特別な教育的支援が必要な子どもたちの状況が多様化する中、学びのサポーターと教職員とのさらなる連携強化などが求められている」と指摘。

　今後について、「学びのサポーターにふさわしい研修や活動謝金などの在り方について検討するとともに、校内における効果的な連携に関する手引きを作成して周知を図るなど、事業の一層の充実に努めていく」と述べた。

　しのだ江里子委員（民主市民連合）の質問に答えた。

(札幌市 2021-10-19付)