道労働局　８月末新規高卒者求人求職状況　求人倍率２・１２倍に　２０地域中、１８地域で上昇

（関係団体 2021-10-26付）

新規高卒者職業紹介状況の推移（クリックすると拡大表示されます）

　道労働局は、令和４年３月新規高校卒業者の求人・求職状況（８月末現在）をまとめた。求職者数は前年同月と比べ８・５％減の６５９０人、求人数は４・４％増の１万４００２人。道内求人倍率は０・２６ポイント上昇し２・１２倍となり、２０地域のうち１８地域で前年同期を上回った。

　４年３月新規高校卒業者にかかる選考や採用内定は９月１６日から開始。

　道労働局の調査によると、８月末現在の求職者数は６５９０人（男子３７００人、女子２８９０人）。

　これに対し、道内求人数は１万４００２人で、前年同月比べ５８７人増加した。

　地域別にみると、滝川が２８・１％増、北見が２５・１％増、旭川９・８％増など、札幌、函館、岩見沢、名寄、苫小牧を除く、全道２０地域のうち１５地域で前年同月を上回った。

　産業別では、建設業が９・４％増、宿泊業・飲食サービス業が２７・９％増、製造業７・５％増など、その他を含め９産業で前年同月を上回った一方、卸売業・小売業は８・６％減、生活関連サービス業・娯楽業は１２・３％減となった。

　道内求人倍率は０・２６ポイント増の２・１２倍。札幌圏が０・０２ポイント上昇し２・１２倍、旭川が０・２５ポイント上昇し１・７９倍、函館が０・１５ポイント上昇し１・３０倍、帯広が０・２８ポイント上昇し２・１７倍など、２０地域のうち、岩見沢と名寄を除く１８地域で前年同月を上回った。

　求人数を事業所の規模別でみると、減少率が高かったのは「５００～９９９人」が６・６％、「３００～４９９人」が６・４％減少。

　一方、「２９人以下」が６・７％、「３０～９９人」「１００～２９９人」規模で３・６％増加した。

(関係団体 2021-10-26付)