電気設備業者に感謝状　札幌市　親子二代の寄付で

（札幌市 2021-10-27付）

田原代表取締役（左）と秋元市長

　札幌市は１５日、市役所で市奨学金寄付に対する感謝状贈呈式を行った。市内で電気設備業を営むエムイーシー丸和㈱の田原久義社長が秋元克広市長に１００万円を手渡した。秋元市長は、親子二代にわたる長年の功績に、「市の教育の振興と有用な人材の育成に大きく寄与するもの」と謝意を示した。

　市奨学金は、能力があるにもかかわらず経済的理由によって修学困難な高校生や大学生等に、返還義務のない給付型の奨学金を支給する制度。昭和２６年の発足以来、延べ３万２０００人以上の学生・生徒を支援している。

　田原社長は、父親の故孝一氏と親子二代にわたり、昭和５６年以降毎年継続して奨学金を寄付。ことしで４１年連続となり、寄付額は累計で４１００万円となる。

　市役所で行われた贈呈式には、秋元市長、札幌市教委の檜田英樹教育長、相沢克明学校教育部長らが出席。

　田原社長は秋元市長に寄付金１００万円を贈呈し、感謝状を受け取った。

　秋元市長は「かねて学校教育に深い理解を示され、多大な厚志を寄せられたことは、市の教育の振興と有用な人材の育成に大きく寄与するもの」と謝意を示した。

　田原社長は「札幌市の未来を担う若者をこれからも応援していきたい」との考えを示した。

(札幌市 2021-10-27付)