札幌聖心女子高生が札幌市長表敬　持続可能な社会発展へ　国連大使事業の成果報告

（札幌市 2021-10-28付）

　日本青年会議所が実施しているＪＣＩ　Ｊａｐａｎグローバルユース国連大使事業に参加した札幌聖心女子学院高校２年の福本あめりさんと１年の村上心さんが２１日、札幌市役所を表敬訪問した。少年少女国連大使として、ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）など世界的な問題に向き合い、取り組んできた成果を報告。秋元克広市長は２人にねぎらいの言葉をかけ、今後の活躍を期待した。

　事業は、全国から募集した高校生が少年少女国連大使として、オンラインによる事前研修、国内合宿研修、世界の学生と世界的な課題の解決を考えるオンラインサミットに取り組むもの。

　新たな国際協力の在り方を模索し、社会の変化に対応しながら地域と国際社会をつなぎ、国際問題の解決に向け、ＳＤＧｓと向き合うことで世界の持続的発展に寄与できる人材の育成などを目指している。

　村上さんは、国内外の同世代の参加者と貧困問題についての意見交換などに取り組んだ。「参加した様々な国の状況などを知ることができた」と振り返り、「これからも、世界のいろいろな問題について考えていきたい」と決意を新たにした。

　福本さんは「各国のことを学ぶことができたので、これからは道内・札幌の高校生と一緒に、ＳＤＧｓの活動に取り組んでいきたい」と話していた。

　秋元市長は「オンラインでの開催となったが、今までにない新しい発見もあったと思う。これからも多様な問題について考えてほしい」と、市の将来を担う２人の成長に期待を寄せた。

(札幌市 2021-10-28付)